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公開日:2016.1.13 

遺産相続や遺産分割を円滑に行う為の知識と実践方法の全て

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
Isan
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遺産とは、有形・無形に関係なく、亡くなった方(被相続人)が生前に所有していた金銭、土地・不動産、金品、権利などの財産を指します。遺産は生前の所有者が死亡した段階でその財産を手放したとみなされ、被相続人の親族である相続人がその遺産を受け継ぐことを遺産相続と言います。
 
自分の父親や母親が亡くなった時、必ずやってくるのが遺産相続です。亡くなった被相続人の遺産を分け合うために、残された相続人全員で遺産分割協議を行い、「誰が」「どの遺産を」「どうやって分割するのか」を話し合うことになりますが、この時必ずと言っていいほど遺産を巡るトラブルが発生します。
 
ここでは、ある日突然やってくる「遺産相続」に備えるため、相続人同士の遺産を巡るトラブルを回避するための方法、その全てをご紹介しています。
 
・被相続人が死亡した時の手続き
・自分は遺産をどのくらいもらえるのか?
・遺言書の有無の確認と実行する方法は?
・遺産分割協議の進め方は?
・相続人の確定や所在不明の者の扱いは?
・不動産はどうやって分ければ良いのか?
・そもそも相続財産はどう調べれば良いのか?
・遺留分侵害額(減殺)請求で遺産を取り戻したい など

 
もしあなたが、上記のようなことでお悩みに場合であれば、今回解説していることを実践していただくことで、遺産を相続する際の問題のほぼ全てを解決できると確信しております。
 
現在進行形で遺産を分ける話し合いをしている方はもちろん、すでに終わりに近い方でも、改めて正しい知識を知ることで、自分が損をすることを避けながら、円滑な遺産相続を行えることをお約束します。
 

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遺産相続の基礎知識

遺産相続を行う際、まずは正しい遺産の分け方を知ることが第一歩になります。遺産を巡るトラブルの多くは「無知」ゆえに自分の主張が全て通ると考えている相続人がいることです。
 
基本的に、被相続人の遺産は、遺された相続人が自由に分配して良いことになっていますが、法律では一応の基準として、法定相続分というものが定められています。まずは、遺産相続における基礎的な知識を理解しておきましょう。
 

遺産相続の全体像とトラブルの推移

相続の手続きを行う際の流れと手順
遺産分割を行う流れと効率よく進める為に知っておくべき事
データで見る遺産相続トラブルの推移
 

遺産相続の対象となる遺産は何か?

遺産相続の対象となる財産と金額の確認方法
 

被相続人と相続人の関係と役割について

遺産相続における被相続人の役割と生前にできる事とは?
 

誰が相続人となれるのか?

相続人となれる4種類の法定相続人と相続人をラクに探す方法
内縁者はどのような立ち位置になるのか?
後妻(後夫)の連れ子がいた場合の相続はどう進めるのか?
遺産相続で孫に遺産を残したい人が知っておくべき3つの方法
遺産相続を兄弟でするときに知っておきたい5つのこと
養子と相続の注意点|養子縁組による相続税対策の制限
非嫡出子が相続人にいるとき気をつけるべき6つの注意点
相続欠格とは|相続権を剥奪する相続欠格・廃除の全て
 
 
 

遺産分割協議を行う

遺産を分けていく際、実際にどうやって行えば良いのか、何から始めれば良いのか、普段経験をしないことなのでなかなか進まないといったことが考えられます。
 
まずは法定相続人全員で話し合いを行う「遺産分割協議」から始める事になります。全体の流れを知ることでより効率良く、時間をかけずに遺産の相続が完了します。ここでは、遺産相続で行うべきことをしっかり理解していただければと思います。
 

遺産分割協議の流れ

遺産相続の手続きと自分で行う際の注意点
遺産分割協議を円滑に進める手引き
 

遺産の分け方を理解する

誰でも分かる遺産相続の順位パターン55選
単純承認で相続する際に必ず知っておくべきことまとめ
 

■限定承認

限定承認を使うべき3つのケースと申立てる方法
 

■相続放棄

相続放棄の申述手続きと相続放棄で負債をゼロにする全手順
相続破棄をする場合の手続きの流れと注意点 
相続放棄の必要書類すべてと相続放棄をすべきでないケース
相続放棄をした場合に代襲相続はできない|再代襲相続の条件
親の借金を肩代わりしない為に出来る5つのこと
 

相続財産を調査し明らかにする

相続財産を明らかにする財産目録の作成方法
 

遺産相続の期限に注意する

遺産相続には期限あり|遺産相続の期限別で行う7個の手続き一覧
 

遺言書の有無を確認する

遺言を残す人と遺言を受け取った人が知っておくべき全知識
遺言書の正しい開封方法|知っておくべき遺言書の扱い方
遺言書の5つの効力と無効になる15の事例
 

遺産分割協議書の書き方

遺産分割協議書の全て|サンプルと正しい書き方
 

必ず揉める遺産|不動産の扱いについて

土地を相続した際の相続登記の方法
不動産を相続する際の手順と相続登記に関する知識まとめ
 
 

遺産分割調停の流れ

遺産分割協議において、相続人の間で話がまとまらない場合に申し立てるのが基本的な遺産分割調停の役割です。

遺産分割調停は家庭裁判所が介入するため、裁判所での話し合いという形になります。
調停期日には、調停委員または裁判官が当事者から事情を聴き、必要に応じて追加資料等を提出させるなどして事情をきちんと把握します。
そのうえで、各当事者がそれぞれどのような分割方法を希望しているか、またはその分配比率などの意向を汲んで、合意を目指して話合いが進められます。
 

遺産分割調停の流れと申し立て手順

遺産分割調停の完全手引き|遺産獲得を有利に進める方法
遺産分割調停に必要な書類と費用
 
 

遺言書の基礎知識

遺言書は、被相続人が生前にできる意思表示の方法として最も有効なものです。生きている間に遺言を残すことで、自分の死後に相続人同士が争うことを防ぐだけではなく、遺産分配の方法も指定することができますが、遺言書も扱いには幾つかの注意が必要になります。

簡単に見えても、意外な落とし穴がある場合もありますので、ぜひ知っておくことをおすすめします。
 

遺産相続に遺言書は必要なのか?

遺言書について絶対に知っておくべき9つのコト
遺言信託で確実な遺言の執行をするために知っておくべきこと
遺言執行者に選任された人が知っておくべき仕事内容
 

遺言書の種類について

自筆証書遺言をノーミスで書くために知っておくべきポイント
公正証書遺言が最も信頼出来る遺言である理由とその書き方
 
 

遺留分と遺留分侵害請求を行う方法

もし被相続人の遺言などで、相続人以外の者(内縁の妻や団体など)に遺産の全てを遺贈してしまっていた場合、相続人は一銭も遺産を受け取れないといった問題が生じてしまいます。それを回避するための法律が「遺留分」です。
 
相続人にはそういった場合でも最低限の遺産を相続する権利が保障されており、これを「遺留分侵害額請求(旧:遺留分減殺請求)」と言います。主張するしないは相続人の自由ですが、どうしても取り返したい場合は、参考になるでしょう。

 

なお、遺留分の請求については「遺留分減殺請求」という呼び名でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、法改正により遺留分減殺請求は「遺留分侵害額請求」として名前も制度内容も改められますので、ご注意ください(2019年7月1日施行)。

 

遺留分で取り返せる遺産の割合

遺留分の計算方法と本来の財産を獲得する方法
 

遺留分侵害額(減殺)請求の方法

遺留分とは相続人が必ずもらえる財産|割合と取り返す方法

 

遺留分を放棄する場合

遺留分放棄をしても遺留分は増えない|遺留分放棄の手引き

 

生前贈与などを利用する相続税対策について

相続税とは、被相続人が亡くなった時に、相続人が取得した遺産に対してかかる税金のことで、遺産を相続した際は申告の義務が生じます。
 
定められた期限内に税務署に申告書を提出、納付しなければならず、「加算税・滞納税」の対象になりますので注意が必要です。ここでは相続税に関する知識をご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
 

相続税の申告期限と軽減について

相続税の申告方法とその申告時の注意点まとめ
 

不動産相続でかかる相続税の確認方法

相続税の計算例|あなたにかけられた相続税はいくら?
生前贈与で不動産を贈与する際に贈与税を抑える為の手順
 

その他の相続税対策の方法

生前贈与を非課税で行う為の6つの方法
相続対策は相続税の節税だけじゃない|相続対策で知るべき知識
生前贈与を活用して贈与税を大幅に節税する方法と注意点
生命保険の相続を活用して相続税対策をする為の方法
弔慰金は相続税の対象にはならない|支給対象者と遺族の範囲
葬儀後1年間で遺族がやるべき「お金」と「手続き」の全て
相続時精算課税制度を活用して贈与税対策をする手引き
 
 

特殊な遺産相続の方法

一般的な遺産相続の方法は、単純承認や限定承認といったものになりますが、中には「寄与分」「数次相続」といったものや、被相続人の財産を生前から管理する「相続財産管理人」「後見人制度」といった方法もあります。
 
ここでは、そういった特殊な遺産相続を行う場合の知識や手順などをご紹介します。
 

後見人制度の利用をする場合

成年後見人になれる人と成年後見人を選任する際の手続きガイド
成年後見人の申立手続きと成年後見制度が必要になる理由
任意後見制度を利用する際に知っておくべき全情報
 

財産管理人制度を利用する場合

相続財産管理人が必要なケースと選任方法の手続きまとめ
 

その他の相続手段

寄与分を獲得したい人が知っておくべき8つの知識
数次相続とは|数次相続がある場合の遺産分割の進め方
祭祀財産の手順と相続する際に知っておくべきこと
特別縁故者のすべて|特別縁故者の条件と手続きの流れ
借地権を相続した時に覚えておくと便利な7つのコト
要確認|家督相続に当てはめて遺産分割が行われるケース
不公平を是正する特別受益|計算方法と知るべき注意点
 
 

特殊な遺産|遺族年金の基礎知識

遺族厚生年金(いぞくこうせいねんきん)とは、会社員として厚生年金に加入している被保険者が死亡した場合に遺族が受け取れる年金のことで、被保険者が死亡した時の他、保険期間中の傷病がもとで初診の日から5年以内に死亡した場合に受け取ることができます。

 
妻は夫よりも長生きする可能性が高いため、夫の死後、どのように生活していけば良いかを考えておく必要があります。もし老齢で亡くなった場合、自分の生活はどうなるのか、その不安を多少改善してくれるのが遺族厚生年金と呼ばれるものです。
 

遺族年金の大まかな内容

遺族年金の種類と仕組み|受給における6つの注意点
遺族年金を受け取るための条件と手続き方法
遺族年金で受け取れる金額と遺族年金の受け取り方
 

遺族年金の種類

遺族基礎年金の受給条件と受給額のまとめ
遺族厚生年金の受給額と受給額が増額する条件まとめ
 
 

遺産相続の各種手続きと相談先

遺産に対する相続人の考えはそれぞれバラバラです。遺産など欲しくないという方もいらっしゃるでしょうし、何としても遺産を欲しいと考えている方もいるはずです。
 
もし相続人の間で起こったトラブルが自分たちではどうにもできない場合はどこに相談すべきかや、相続人の1人が被相続人の亡くなる前に死亡していた場合、その子供に遺産の相続権が移るのかなども確認しておきましょう。
 

遺産相続の相談先

相続の相談は誰にするべきか|目的と状況別の最適な相談先
弁護士への無料相談は専門性を重視|弁護士無料相談先まとめ
弁護士に無料法律相談をする際に知っておきたい5つのこと
 
 

まとめ

ここまでお伝えした内容を実行していただいた場合、あなたの抱える遺産に関する悩みは99%解決できると思います。残りの1%は、あなた自身の行動力にかかっています。

内容はご理解いただけても、実際に手を使い足を使って遺産相続の手続きを終わらせていくのはこれを読んでいるあなたです。
 
弁護士に依頼をした場合、早期解決と面倒な作業は全て行ってくれますが、それは後でも良いと思います。重要なのはあなた1人全てを背負いこむことはせず、他の相続人と協力して進めていくことです。
 
自分には関係ないと思っていても、いつ自分が遺産トラブルに巻き込まれるかは誰にも分かりませんので、いざトラブルが発生した時に慌てないためにも今回の内容がお役に立てば幸いです。

 

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相続トラブルを解決し遺産を多く受け取る方法とは?

相続トラブルで一番多い金額は5,500万円以下です。

 

これは相続トラブル全体の約75%にあたり、さらに1,000万円以下だけに絞って見ても、全体の32%を占めています。

 

相続トラブルはお金持ちや、ましてテレビの出来事では決してないのです。

 

<参考資料:平成25年度司法統計>

 

さらに、下の表を見ると遺産分割調停、すなわち遺産分割トラブルが右肩上がりで増えてきていることがわかります。

 

遺産分割に関する調停事件の推移

<参考資料:平成25年度司法統計>

 

 

相続における自己解決と弁護士介入の違いとは?

相続するのはあなただけではありません。相続人の平均人数は3名程度です。

 

相続人の数

<参考資料:国税庁 統計年報>

 

相続人が多いほど、相続トラブルが発生しやすく複雑になるのは避けようのない事実です。

 

トラブル回避のために重要なのは、早めに専門知識のある第三者を介入させることです。一般的に専門知識を持つ代表格といえば相続問題を得意とする弁護士です。

 

弁護士を介入させると費用が高くつくイメージがありますが、結果的にはトラブルを解消できるだけではなく、相続面でも優位に働き、金銭的にもメリットを得られることが多くなります。

 

 

相続に強い弁護士の選び方と相続相談の具体例

相続に際し、雇うのは弁護士なら誰でもいいというわけではありません。
最大のメリットが得られる弁護士の選び方は、以下を参考にしてください。

 

 

  • 1、相続が得意な弁護士を選ぶ

    相続トラブルの解決実績が豊富だったり、相続問題に注力していたりする弁護士を選びましょう。

  • 例えば、医者に「内科」「外科」「皮膚科」「耳鼻科」…と専門分野があるように、弁護士にも「相続」「離婚」「借金」「企業法務」…といった得意分野があります。

  • 相続があまり得意でない弁護士に依頼しても十分なメリットを受けられない可能性があるため、相続を得意とする弁護士に依頼することが大切です。

  • 2、初回相談料の安い弁護士を選ぶ

    初回相談は自分と相性の良い弁護士を選ぶチャンスですので、1件だけではなく複数と話をしてみましょう。

  • 件数を重ねるために初回の相談料を必ず確認しましょう。(相談無料〜3000円程度をオススメします)

  • 3、近隣の弁護士を選ぶ

    相続の弁護士は全国対応していることも多いのですが、やはり対面での関係性構築や急な事態に対応できる近隣の弁護士事務所が最善策といえるでしょう。

 

 

相続で弁護士が介入するデメリットは、あまりありません。

 

あえて挙げるなら、依頼に費用がかかる点でしょうか。

 

しかし、以下の費用対効果の例をご覧いただけば、実際には費用がデメリットとはならないことが、おわかりいただけると思います。

 

不公平な遺言書に対し弁護士を通じて遺留分を主張した例

3,000万円の遺産を遺して親が世を去った。全財産をほかの相続人に相続させる旨の遺言書があり、このままでは自分は一切遺産を受け取ることができない。

弁護士に依頼した結果

遺留分侵害額請求により、自分の遺留分割合である8分の1の遺産を受け取ることができた。

費用対効果

自分が受け取ることができた遺産は375万円。弁護士費用は84万円。そのまま泣き寝入りしていれば1円も受け取ることができなかったが、結果的に弁護士費用を差し引いても291万円を手にすることができた。

また、相続トラブルに関しては、初期費用(着手金)はかかるものの、費用の大部分は成果報酬方式です。


つまり依頼料はデメリットにならないのです。

 

>>費用対効果の高い弁護士とは?

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

相続トラブルに巻き込まれてしまった方へ

何かと相続トラブルに発展するのは遺産の割合に不満がある・納得いかないケースです。

例えば、下記などが該当します。

・思ったより相続される遺産が少なかった
・揉めたくないので、泣く泣く遺産の配分に納得した
・遺言書に他の兄弟姉妹に遺産を多く渡す旨が書かれていた

遺産相続では法定相続分といって、民法で定められている割合の通りに遺産を公平に分割しましょうという一応の定めがありますが、生前に被相続人(亡くなった人)の介護をしていた、被相続人の事業を手伝っていれば寄与分という制度で多くの財産をもらう権利があります。

また、他の相続人が生前に財産を多く受け取っていたのであれば、遺産分割協議の際に相続財産を減らすこともできます。ただ、こういったルールは相続人全員が知っているわけではありませんから、あなたが主張しても聞く耳をもたれない可能性もあります。

その場合、弁護士に相談することで法的な観点から主張をしてくれますし、トラブルになっている場合はその仲裁に一役買ってくれるでしょう。当サイトでは、相続トラブルを1人で解決できるか悩んでいる方へ無料電話・無料相談(一部)を行い、不安解消できるように努めています。

問題解決はもちろん、あなたの状況にあったアドバイスを提供することをお約束します。

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相護士ナビ編集部

本記事は相続弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※相続弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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