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2019年08月14日

遺産相続で兄弟がもらえる遺産の割合と兄弟トラブルの解決方法

みらい総合法律事務所
山内 亘 弁護士
監修記事
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ご両親が無くなり遺産相続が始まると、今まで仲が良かった兄弟でも、

  • 遺産をどういう割合で分けるか話がまとまらない
  • 分けにくい土地が財産だったが、分け方で意見が合わない
  • 生前の親の介護をしていたと主張してくる兄弟をどう扱うべきか
  • 親の遺産を使い込んでいた兄弟がいる
  • 絶縁状態だった兄弟には遺産は渡したくない

など、関係が悪化し、トラブルに発展する可能性があります。家族構成の違いで兄弟がたくさんいるケースや、片親の下で育ってきたケースでは、その可能性が高まるといえるかもしれません。

よくある悩み

私は一つの企業でサラリーマンとして働いてきて32年になる。すいぶん長い期間働いてきて今年で55歳だ。自分が働き始めた頃の父親の年齢よりも歳を取ってしまった。

親父も80歳を超えて、相続について考える時期がきたかもしれない。最近の雑誌やメディアで兄弟の相続争いについて目にするしなぁ。まさか自分たちはそんなことないような…。

自分は妹と弟の3人兄弟だし、今のうちに話し合いの場を設けておかないといけないのかな?

このようなサラリーマンは一例ですが、将来の相続の不安を感じている方や、すでに相続が起きている方へ、

  1. そもそも兄弟で揉める原因はなにか?
  2. 兄弟で分ける相続財産の割合はいくらか?
  3. 誰が相続人(法定相続人)なのか?
  4. 争いが起きないようにする対策
  5. 兄弟トラブルが起きている場合はどうすれば良いか?

この5つをご紹介していきます。
 

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相続問題を弁護士に相談することで、それまで悩んでいたことがすぐに解決できる可能性も高いです。まずは【弁護士の無料相談】を活用し、今後の対策を考えてみましょう。

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  • 遺産分割協議が円滑にに進む
  • 弁護士が代理人となり、兄弟や他の相続人と直接話をしなくても済むようになる
  • 相続財産の分け方について適切なアドバイスが得られる
  • 遺留分を侵害された場合、遺留分相当の財産を取り戻すことができる
  • 相続する財産や相続人の調査を任せることができる
  • 遺産分割を進める際に自分の希望を反映させることができる など

当サイト『相続弁護士ナビ』は相続争いの解決を得意とする弁護士を掲載しております。事務所へは【通話料無料】でご連絡が可能で、電話での無料相談や面談による相談を無料にしている事務所もあります。

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お金が絡む遺産相続では兄弟の人格も変わる

相続争いをイメージすると、資産家だけの問題と思っている人は多いのではないでしょうか?金額に換算すると1億円〜5億円、又はそれ以上の遺産相続がある家庭だけだと思っていませんか。

遺産相続で揉めるのは財産1000万円以下で全体の約3割

金額が多いだけに問題になることは多々あるのも事実です。けれど実情はそうではありません。驚くべき事実としての下記データがあります。

相続トラブル割合平成25年司法統計 家庭裁判所における遺産分割による遺産価額別データ(PDF)

なんと1000万円以下の相続で全体の約32%。5000万円以下になると約42%。合わせると全体の約74%もの相続争いが比較的小額な規模でおこなわれているのです。このデータを見る限り、資産の少ない家庭でももめているのが分かります。

現在では小額の遺産をあてにしている人も増えています。財産が多い場合は早い段階で専門家に相談をしたり、遺言があるために問題が起こりにくいのではないかと思います。小額規模の場合、被相続人が亡くなってから問題が発覚するケースが多々あります。

兄弟間でトラブルや揉めることになる原因

ひとつは、被相続人の資産を把握しておらず、思いもよらない資産があったというケースです。

両親の財産を整理していたら、意外と財産を持っていたとなれば、今まで仲が良かった兄弟間でトラブルが生まれる可能性が高くなるのもうなずけます。また、建物や土地、証券などが複数あった場合や、一軒家のみの資産の場合はキッチリ分配できないこともトラブルの原因になります。

他にも・・・

  • 兄弟間で相続する遺産の割合が決まらない
  • 音信不通で絶縁状態だった兄弟が相続のときに現れて遺産を要求する
  • 親の介護をしていたという兄弟がもう少し色をつけろと言ってきた
  • 甥や姪も遺産を要求してくる
  • なぜか兄弟の配偶者が遺産を要求
  • 隠し子や愛人の子供が登場 など

こう言ったトラブルを解決するにはどうすれば良いのか。後述の「兄弟の遺産相続で起きたトラブル事例」をご覧ください。

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相続財産を兄弟で分割する際の割合は法定相続分を参考にする

それでは兄弟で遺産はどういう割合で分けていけばいいのかですが、実は民法900条によって、遺産はこの割合で分けましょうという規定が定められており、それを法定相続分と言います。

法定相続分で決められた割合とは?

法定相続分は民法900条で定められた遺産分割の割合を示したものです。

民法第900条 同順位の相続人が数人あるときは、その相続分は、次の各号の定めるところによる。

1 子どもや配偶者が相続人であるときは、子どもの相続分及び配偶者の相続分は、各2分の1とする。

2 配偶者及び直系尊属が相続人であるときは、配偶者の相続分は、3分の2とし、直系尊属の相続分は、3分の1とする。

3 配偶者及び兄弟姉妹が相続人であるときは、配偶者の相続分は、4分の3とし、兄弟姉妹の相続分は、4分の1とする。

4 子、直系尊属又は兄弟姉妹が数人あるときは、各自の相続分は、相等しいものとする。ただし、父母の一方のみを同じくする兄弟姉妹の相続分は、父母の双方を同じくする兄弟姉妹の相続分の二分の一とする。

(参考:民法900条

これを分かりやすくまとめると、次の表のようになります。

相続人の組み合わせ

配偶者

直系尊属

兄弟姉妹

配偶者のみ

100%

 

 

 

配偶者+子

1/2

1/2(※)

 

 

子どものみ

 

100%(※)

 

 

配偶者+直系尊属

2/3

 

1/3(※)

 

直系尊属のみ

 

 

100%(※)

 

配偶者+兄弟姉妹

3/4

 

 

1/4(※)

兄弟姉妹のみ

 

 

 

100%(※)

※ただし900条4号の適用があります。(複数人いる場合は頭割りで等分)

仮に、遺産相続額が6,000万円として考えた場合は、下記のようになります。

被相続人の配偶者とその子どもが相続人の場合

配偶者-----2分の1(3,000万円)

子ども-----2分の1(3,000万円)

※子ども全員で2分の1となり平等に分けます。例えば子どもが2人いる場合は、2分の1×2分の1=4分の1で1人1,500万円という計算になります。

被相続人の配偶者とその親が相続人の場合

配偶者-----3分の2

親  -----3分の1

※親が父母ともに生きている場合は3分の1を平等に分けます。つまり、3分の1×2分の1=6分の1で1人1,000万円という計算になります。

被相続人の配偶者とその兄弟姉妹が相続人の場合

配偶者-----4分の3

兄弟姉妹--4分の1

※兄弟姉妹で4分の1を平等に分けます。例えば、兄弟2人いる場合は、4分の1×2分の1=8分の1で1人750万円という計算になります。

被相続人に配偶者がいない場合

子ども-----全員で均等に分ける

親    -----全員で均等に分ける(子供がいない場合)

兄弟姉妹--全員で均等に分ける(子供も親もいない場合)

例:母親と兄弟が2人の場合

表の組み合わせでいくと「配偶者+子」の部分になりますので、父がなくなり、遺産相続額が6,000万円として考えた場合、下記のようになります。

  • 配偶者(妻):3,000万円(6,000万円×1/2)
  • 子供(兄):1,500万円(6,000万円×1/4)
  • 子供(弟):1,500万円(6,000万円×1/4)

法定相続分はあくまで目安|必ず従う必要はない

民法で決まっているとご説明しましたが、相続人のうち誰か一人でも分け方に納得いかない場合に法定相続分で分けられることになるというものですので、相続人・兄弟同士で話し合って、相続人全員が納得すれば、自由に分配比率を変更できます。

ただ、被相続人が遺言を残している場合は、基本的にはそれに沿った分配になりますが、相続人に法律上分配が認められる遺留分を侵害することはできません(遺留分減殺請求を受けた場合)。

通常は、相続人同士で話し合い、分配比率を決めることが多いですが、上記の分配比率はその際の目安の一つとしても利用できます。話し合いでも決まらない場合は、上記の分配比率が適用されます。

典型的なケースは以上ですが、上記以外の例外となるケースもありますので、分け方がわからない場合には弁護士等の専門家にご相談ください。

※法改正(2019年7月1日施行)により、遺留分減殺請求は「遺留分侵害額請求」に改められました。

法定相続分に関する関連記事

▶︎法定相続分の基本的な考え方と法定相続分が適用されない具体例まとめ

法定相続分の基本的な知識と、適応外となるケースについて解説しています。

▶︎誰でも分かる遺産相続の順位パターン55選

自分はどの相続割合で遺産が受け取れるのか、あらゆるパターンを検討してみました。

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兄弟の中で相続人は誰になるのかを確かめよう

ここまで受け取れる遺産の割合について見てきましたが、次に遺産を受け取る権利のある相続人について説明します。相続できる人は民法で定められており、その人を法定相続人といいます。

 

被相続人の配偶者

常に相続人になり得ます。もし離婚をしていた場合は戸籍から外れることになり、元配偶者が死亡したとしても、相続権を主張することはできません。
関連記事:離婚後に発生した相続で知っておくべき相続の決まりまとめ

被相続人の直系卑属(第1順位)

被相続人とその配偶者で生まれた子ども、養子、非嫡出子、胎児を含みます。もし子が死亡又は相続権を失うと孫に相続権が移っていき、これを代襲相続といったりします。

養子:養子縁組によって子になった者のこと

非嫡出子(ひちゃくしゅつし):法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子ども

代襲相続:本来相続すべき相続人が被相続人より先に死亡しているために、その子孫が変わりに相続すること

養子縁組によって相続人になる

養子縁組をすることにより、親と血縁関係がなくても、相続人となります。
参考:養子縁組の子供には相続権あり|養子が受け取れる相続分はどのくらい?

非嫡出子が相続人になるには「認知」が必要

例えば、不倫や浮気でできてしまった子どもでも、父親が認知をすれば「非嫡出子」として相続人となることができます。ただ、遺産分配の話し合いを行う遺産分割協議の場では、他の相続人の中には、財産を分けたいと思わない方もいるでしょう。

こういったことも、揉める可能性が高い原因のひとつですね。

関連:非嫡出子の相続をする際の注意点と相続争いを避けるコツ

被相続人の直系尊属(第2順位)

被相続人の父母。父母が死亡している場合は祖父母。第1順位がいない場合のみ相続できます。

被相続人の兄弟姉妹(第3順位)

被相続人の兄弟姉妹。兄弟姉妹が死亡している場合は、甥、姪が相続可能。代襲相続するのはここまでです。
関連:
代襲相続の全知識|範囲や割合、基礎控除・相続放棄との関係も徹底解説

自分に一切相続させない遺言があった場合はどうすれば良いのか?

そのような時は遺留分を主張しましょう。

遺留分とは相続人に対して法律で最低限保障された遺産の取り分のことです。遺留分減殺請求を行う場合は弁護士に依頼することを強く推奨しますが、その理由については「遺留分減殺請求を弁護士に依頼すべき5つの理由」こちらの記事で詳しく解説しておりますので、参考にしてください。
 

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兄弟の遺産相続で起きたトラブル事例

 

事例1|感情的な兄と不仲で遺産分割がすすまない

相続で揉めるのがわかっていたので、母が亡くなる前から税理士に相談していますが、感情的な問題で、兄との話し合いがまともにできなかったため、母が亡くなって1年以上経っても、いまだに遺産分割が解決しません。税理士には遺産分割協議書も作成してもらい、署名・押印するだけなのですが、それも拒否される可能性が高いです。

このような場合、さらに時間をおいて話し合うべきなのか、それとも、早急に弁護士事務所に相談すべきなのでしょうか。こんなことになるなら、初めから弁護士に相談すればよかったと思っています。いまさら遅いでしょうか。

ちなみに、母には多少の預貯金のほか、巨額の借金があるため、相続税はかかりません。兄と私も金銭的に余裕がないため、弁護士事務所には相談しませんでした。担当税理士には、お金にはならない、うちのようなケースにいつまでも付き合わせてしまって申し訳ないとさえ思います。八方塞がりで、苦しい毎日です。
引用元:あなたの弁護士

事例2|相続手続きで兄弟と喧嘩になる

2010年に父が亡くなりました。母はすでに亡くなっており相続人は私と弟の二人です。長男である弟が、相続の手続きをするからと言うので言われるままに私の印鑑証明や戸籍謄本、印鑑まで渡したのに相続の手続きをしてくれません。


父が立ち上げた小さな会社ではありますが弟は婚姻後、後継者として事業を継ぎ父と同居していました。亡くなる数年前から父の介護を弟は会社と事務所と自宅が同じなので仕事をしながら看てくれました。

弟に私が「相続、ちゃんと手続きをしてほしい」というと「遠くに嫁に行って父の介護もしていないくせに金だけ欲しいってか!」と罵られました。介護に必要だったので父の普通預金口座のお金は出して使ってしまったと言っています。

父の面倒を見てくれたので感謝はしています。父の普通預金を弟が使ってしまっていたとしても仕方ないと思います。でも定期預金くらいはちゃんと分けるべきだと思うのです。情けないけれど、疑いたくないけれどなんだか騙されているような気がします。

相続人である私が弟の代わりに相続の手続きってできますか?

引用元:あなたの弁護士

その他の遺産相続トラブルの事例については「遺産相続でよくあるトラブル事例7選とその対処法」をご覧ください。

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兄弟間で争いが発生しないよう遺産分割の方法を話し合っておく

ここまで紹介した通り、誰が相続し、どれくらい相続できるかイメージできたと思います。そうは言っても相続するのは預金や現金だけでだけではありません。土地、建物、証券、骨董品等明確な分割が難しい資産もあります。

そういう際に、知っておきたいのが遺産分割の方法です。相続人同士で話し合いをする上でも、どんな分割の方法があるか事前に理解しておくことをオススメします。以下の4つの分割方法にはなります。

現物分割|現金などをそのまま分ける

不動産は兄に、預金は姉に、その他の財産は全て自分にというように、どの相続財産を誰が相続するかを現物によって分割する方法です。最も分けるのに手間がかからない方法と言えるでしょう。

換価分割|不動産など物理的に分割できない時に利用する

不動産などの遺産を売却して現金に換えたうえで、この現金を相続分に応じて分割する方法。誰も住んでいない家や処分が容易な有価証券を相続した際に適しています。

代償分割

代償分割は、ある相続人が法定相続分を超える遺産を相続するかわりに、他の相続人に対して債務を負担する(相続分に応じた金銭の支払いをする)方法です。
相続人が居住している土地、建物など現物分割も換価分割もしにくいものの場合はベストな方法と言えます。ですが、この分割方法ですと相続する人が支払いをできる経済力が必要になります。

参考:遺産相続で換価分割を選ぶ前に知っておくべきこと

共有分割

不動産や有価証券などそれぞれの遺産を、相続人で共有する方法です。

これはあまり良い分割方法ではなく、問題の先送りをしているだけで抜本的な解決に至らないケースがあります。例えその場は解決できたと思っていても、その共有者が死亡した場合、新たな相続人の名義が加わります。それによって、その後の売却の際に複雑さが増す原因になります。

以上のような分割方法があります。相続人同士でベストな方法を模索するためにも、事前に理解しておきましょう。場合によっては分割方法を「現物分割」+「換価分割」などの組み合わせをすることもあります。

遺言による指定

他にも遺言の有無による効力の違いも知っておきましょう。遺言とは被相続人が亡くなる前に、最終の意思表示をし、それを死後に実現させるものです。被相続人が築き上げた財産を、自身で遺産を「だれに•どのぐらい•どのように」を決定します。

遺言書がなぜ必要なのかといいますと、何よりも優先されるからです。相続人の分配比率を変更したり、資産毎に相続させる相続人を決めたりなど、必ずしも民法の規定に従わない分配も可能です(ただし、相続人の遺留分を害することはできません。)。

無駄な争いが発生しないためにも、事前に遺言書の有無の把握をする必要があります。

なお、遺言書は、厳格な要式行為とされていますので、遺言らしきものがあってもそれが遺言として法律上有効であるかは慎重な判断が必要です。また、自宅に保管の遺言書を発見した場合、取扱いに注意しなければならない場合もありますので、その場合は弁護士等の専門家にご相談下さい。

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兄弟間で遺産相続の話がまとまらない時は弁護士への依頼を検討しよう

話し合いだけで解決すれば良いですが、お金が絡んでいるために長引くケースは往々にしてあります。

お金もそうですが、根本的な考え方が違うことから、永久に話し合いだけでは解決しないこともあります。そこで弁護士に依頼するメリットとデメリットをご紹介いたします。

弁護士に依頼するメリット

解決への筋道が見えてくる

専門知識がないので、どのように解決をすればいいか分からない人が多いのではないでしょうか。弁護士に依頼をすれば、あなたの立場、考え方、相手の状況などをヒアリングし、解決へと導いてくれます。

それにより多くの不安が減るでしょう。冷静な専門家としもそうですし、あなたと共に解決を目指すべきパートナーでもあります。専門家としてだけでなく、精神的にあなたを支えてくれます。

相手と話し合いしなくていいのでストレス軽減される

お金のやり取りが発生していますので、お金の話などはしたくない人も多いのではないでしょうか。そこで弁護士が相続人間に入ることで、相手と毎回話をする苦痛もなくなります。

窓口は全て弁護士となりますので、自ら相手に話合いを求めてかけあう必要はありませんし、何か言われても弁護士に話をして欲しい旨を伝えれば大丈夫です。

法的手続による解決ができる

弁護士を介して話し合いをしていても、話し合いだけでは解決しない場合があります。そんな時は、家庭裁判所で調停を行います。調停では、調停委員(弁護士や社会経験が豊かな人)が間に入って話を進めてくれますので安心できます。

調停の場合は当事者本人の出頭が原則ですが、弁護士に依頼をすれば、 裁判所へ弁護士のみが出頭することもあります。

弁護士に依頼するデメリット

弁護士に支払う費用がかかる

弁護士に依頼をするうえで、どうしても費用が発します。

弁護士には法律相談だけを行い、後は当事者間の話し合いだけで解決できれば、10万円も費用はかかりませんが、弁護士に協議の取りまとめを依頼したり、調停や訴訟等の法的手続まで依頼しますと、ケースによってですが約50〜100万円は着手金等だけでかかります。

もしも、裁判の結果、遺産を取得することになった場合は、追加の成功報酬を定められた割合(獲得金額の4〜16%が一般的)で支払う必要もあります。そのため、あまり遺産額が低いと、遺産を獲得したが、手元にはあまり残らないケースもあることをご理解下さい。

弁護士費用に関する詳しい解説は「相続問題の弁護士費用の相場とできるだけ安く抑える方法」をご覧ください。

また、税理士で相続に詳しくない税理士がいるのと同様、弁護士にも相続に詳しくない弁護士がいます。弁護士だからという理由で相談するのではなく、相続に詳しい弁護士を探すべきでしょう。

以上のメリット・デメリットを踏まえたうえで、弁護士に依頼する必要性を感じているのであれば遺産相続を得意とする弁護士一覧よりお近くの弁護士を探してみてください。

まとめ

今回紹介した内容のように事前に知っておくべきことは数多くあります。

紹介したのは一部でしかありません。自分が相続人として、どのような状況であるかを踏まえたうえで事前に、「親の遺産の把握」、「親と遺産の話し合いをする」ことをオススメいたします。

お金が絡むことですので、一筋縄でいかないのが実情だと思います。それでも今回の内容を見ていただければ、これから何をすれば良いか少しは理解していただけたはずです。親のためにも、自分のためにも、さらには他の相続人のためにも、今できることはあるはずです。

少しでも将来を不安に思われている方は、その不安を先延ばしにするのではなく、すぐにでも行動してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者
みらい総合法律事務所
山内 亘 弁護士 (東京弁護士会)
遺産分割の方法や妥当な割合が分からず、知らない間に損をすることが無いよう、ご依頼者様の取り分が最大限確保される解決を目指している。著書に「相続のことがマンガで3時間でわかる本」(明日香出版)。

相続トラブルに巻き込まれてしまった方へ

何かと相続トラブルに発展するのは遺産の割合に不満がある・納得いかないケースです。

例えば、下記などが該当します。

・思ったより相続される遺産が少なかった
・揉めたくないので、泣く泣く遺産の配分に納得した
・遺言書に他の兄弟姉妹に遺産を多く渡す旨が書かれていた

遺産相続では法定相続分といって、民法で定められている割合の通りに遺産を公平に分割しましょうという一応の定めがありますが、生前に被相続人(亡くなった人)の介護をしていた、被相続人の事業を手伝っていれば寄与分という制度で多くの財産をもらう権利があります。

また、他の相続人が生前に財産を多く受け取っていたのであれば、遺産分割協議の際に相続財産を減らすこともできます。ただ、こういったルールは相続人全員が知っているわけではありませんから、あなたが主張しても聞く耳をもたれない可能性もあります。

その場合、弁護士に相談することで法的な観点から主張をしてくれますし、トラブルになっている場合はその仲裁に一役買ってくれるでしょう。当サイトでは、相続トラブルを1人で解決できるか悩んでいる方へ無料電話・無料相談(一部)を行い、不安解消できるように努めています。

問題解決はもちろん、あなたの状況にあったアドバイスを提供することをお約束します。

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本記事は相続弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※相続弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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