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自筆証書遺言の書き方と遺言書が無効にならない為の注意点まとめ
2016年12月12日

自筆証書遺言の書き方と遺言書が無効にならない為の注意点まとめ

Zihitsusyousyo-yuigon

自筆証書遺言(じひつしょうしょ-いごん)とは、「遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない」と、民法968条に規定された遺言方法の一つです。

一般的には遺言を「ゆいごん」と読みますが、法律用語としては「いごん」と読まれることが多く、聞きなれない言葉に不安を覚えるかもしれませんが基本的に指しているものは同じ「被相続人の意思を示したもの・書面」のことです。
 
遺言書はパソコンなどを使わずに全て自分の手で書かなければ無効とされますが、特別な手続きを必要としないことから、遺言方法としては最も利用されている方法と言えます。


「公正証書遺言」「秘密証書遺言」と比べると、紙とペンさえあれば作成できるので費用はかからないものの、遺言書を見つけた遺族は家庭裁判所の「検認」を受け、遺言書としての体裁を保っているかの判断を仰ぐ必要があることなど、多少の手間があることは覚えておかなければいけません。(詳しくは「遺言の検認」をご覧ください。)
 
また、民法968条の規定を満たしていないとその有効性が問われることもあり、場合によっては無効となる可能性もあるため、多少のリスクを残す遺言方法とも言えます。
 

(自筆証書遺言)
第九百六十八条  自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。
引用元:民法第968条


今回は、自筆証書遺言をミスなく書く方法と、自筆証書遺言について知っておくべきことをお伝えいたします。
 

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被相続人の遺産を、できるだけ自分が有利となる内容で相続しようと思ったなら、
法定相続分を考えずに自由に設定できる遺言書の作成が必須になります。

ただ、遺言書にはある程度決まった書き方もありますし、ご自身の場合、
どういった遺言内容にすれば良いのかわからないという場合もあると思いますので、まずはどのような遺言内容を残せば良いのか、遺言書に詳しい弁護士への無料相談を活用し、具体的に相談してみることをオススメします。

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 【目次】
自筆証書遺言の10の書き方と手順|遺言を残す際の注意点
1:どの遺産を残すのか整理しておく
2:相続財産の特定は正確に漏れなく記載する
3:登場すべき相続人の範囲を確認しよう
4:パソコンは使わず必ず手書きで書くこと
5:遺言書をいつ書いたのかを明記する
6:署名・押印をする
7:夫婦共同の遺言は作れない
8:作成後は紛失等に注意して保管
9:もし遺言内容を書き直したい場合
10:遺言執行者の選任はどちらでも良い
自筆証書遺言の記入例・サンプル 
自筆証書遺言を確認する時は検認が必要になる
なぜ検認作業が必要なのか
検認の申立先
検認の申立人
検認に必要な費用
検認申立に必要な書類
自筆証書遺言以外の2つの遺言方法
公正証書遺言
秘密証書遺言
遺言書をミスなく確実に残すなら公正証書遺言がおすすめ
公正証書遺言のメリット
公正証書遺言のデメリット
自筆証書遺言か公正証書遺言かを選ぶ判断基準
まとめ



 

自筆証書遺言の10の書き方と手順|遺言を残す際の注意点

自筆証書遺言を残すためのポイントを確認しておくことで、これから遺言を残す場合の参考になりますので、ぜひご確認ください。
 

1:どの遺産を残すのか整理しておく

遺言書を残されるということは、自分が無くなった後の遺産の扱いについて希望があるということかと思いますので、まずは自分の遺産がどの程度、かつ何があるのかを正確に把握しておきましょう。
 
遺言は遺族にとって大きな影響力を残すものですから、遺言書に書かれていない財産などがあるとその扱いを巡って争いになるケースも考えらますし、実際少なからずあります。
 
こういった事態を避ける為に「財産目録」をまずは作っておきましょう。そして、相続人の「遺留分」を侵害しない範囲で遺産分割をする財産の指定をするのが大切です。
 

2:相続財産の特定は正確に漏れなく記載する

何を相続させるのかも重要ですが、同じように遺言を読んだ人がどの財産のことを言っているのかを把握しやすくすることも大事です。例えば、土地や不動産を所有していた場合、「土地はアシロ太郎が相続すること」とした際、アシロ太郎はどの土地のことを言っているのか判断できないという事態が想定されます。 

これは自筆証書遺言を残す場合によく起こるケースですので、相続人が正確に財産を把握できず「争続」に発展する事態を避ける為にも、土地なら「登記簿」預金なら「支店名や口座番号」を記載するなど、だれが見てもわかるようにしておく必要があります。
 

3:登場すべき相続人の範囲を確認しよう

遺言で遺産分割の割合や、具体的に何の遺産を残すのかを決めたら、遺言書に登場すべき相続人が誰なのかを一度整理しましょう。例えば、被相続人と配偶者、子供が三人おり、遺産分割の割合を指定したいのであれば、通常4人分について明記する必要があります。
 
例:財産が現金4,000万円と100平方メートルの土地だった場合
配偶者:現金2,000万円
子供1:現金1,000万円
子供2:現金500万円
子供3:現金500万円、100平方メートルの土地 など
 
相続の順番としては、「配偶者:必ず最初」「子供:2番目」となりますから、法定相続分ではなく、遺産分割の割合に差をけたいのであれば、遺言書に必ず名前を出すか、「ここに指定のない財産は全て●●に渡す」などの記載をしておくと良いでしょう。
 
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4:パソコンは使わず必ず手書きで書くこと

民法には「その全文、日付及び氏名を自書し」という規定がありますので、手書きでない遺言書は全て無効になります。主な理由としては遺言書の偽造を防ぐためとお考えください。

「自書」以外は全て認められていませんので、「代筆、音声、映像などは全て無効になる」ということです。以前、ビデオ遺言を残し、印鑑を押した方がいましたが、そういった遺言方法は認められていませんのでお気をつけください。
 

なにで書くかの指定はないが原則消せないものが望ましい

ちなみに、手書きの際に何で書くのかについての指定はない為、鉛筆でも筆でもボールペンでも構いませんが、偽造を防ぐ意味でも、鉛筆などは避けた方が良いかと思います。
 

比較的丈夫な紙に書こう

遺言書はこの紙に書かなければならないといった規定はないので、ルーズリーフに書いても問題はないのかもしれませんが、破れてしまう危険性が高いので、できれば丈夫な用紙や和紙などを選んでいただくのがおすすめです。 ちなみに、縦書きでも横書きでも大丈夫です。
 

5:遺言書をいつ書いたのかを明記する

自分がいつ遺言書を書いたのかは、必ず記載するようにしましょう。日付の書き方はなんでも良いですが、第三者が見ても特定できる位置、読み方で書きましょう。
 
達筆の方は楷書体で書きたがる傾向にありますが、相続人が読めないのであれば意味がありません。「20●●年●●月●●日」「平成●●年●●月●●日」と、日にちまで特定できるように残すのがポイントです。

もし、自筆証書遺言が複数発見された場合、いちばん新しい遺言を有効とする為、遺言者が満15歳に達していること、遺言の意思能力があったかなどを判断する意味もあります。
 

第九百六十一条  十五歳に達した者は、遺言をすることができる。
引用元:民法第961条

 

第九百六十三条  遺言者は、遺言をする時においてその能力を有しなければならない。
引用元: 第963条

 

6:署名・押印をする

遺言書に遺言者の署名と押印がないと無効になります。うっかり忘れでせっかく書いた遺言書が無駄にならないよう、「戸籍に記載のある姓名を自筆」するようにしましょう。押印はなんでもいいのですが、シャチハタは避けて、実印で押印しておけば間違いはないと思います。
 
ちなみに、遺言書を書いた紙を入れる封筒にも封印しましょう。自筆証書遺言の場合、封印がなくても問題ないのですが、あった方が開けていないことの証明になりますので、おすすめです。
 

 

7:夫婦共同の遺言は作れない

民法条、遺言は「2人以上の者が同一の証書で作成することはできない」と規定していますので、どうしても2人で残したい場合は共同名義の遺言は避け、用紙を分けてそれぞれ単独の遺言書を作成するようにして下さい。
 

(共同遺言の禁止)
第九百七十五条  遺言は、二人以上の者が同一の証書ですることができない。
引用:民法第975条

 
この場合、遺言内容に重複または意見の異なる内容が記載してあるとまたややこしいことになりますので、もし共同で遺言を書きたい場合は、よく話し合い、どちらかの名前を残すだけで良いかと思います。
 

8:作成後は紛失等に注意して保管

遺言書は遺族に見つけてもらわなければ意味がありません。確実に見つけてもらうことが大前提となりますので、分かりやすい保管場所にする必要があります。配偶者には保管場所を教えておいてもいいかもしれませんね。
 

9:もし遺言内容を書き直したい場合

やっぱり遺言内容を訂正したいという場合は、遺言者はいつでも修正することが認められています。該当箇所に二重線を引いて、訂正印を押し、近くに書き加えることで訂正できます。
 

(遺言の撤回)
第千二十二条  遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部又は一部を撤回することができる。
引用元:民法第1022条

 
もし2カ所以上訂正する場合は、初めから書き直した方が見やすいかもしれませんね。
 

10:遺言執行者の選任はどちらでも良い

遺言執行者(いごんしっこうしゃ)とは、遺言の内容を正確に実現させるために必要な手続きなどを行う人の事です。主に財産の相続を滞りなく行うことを目的として、信頼できる方にお願いすることがありますが、自分の家族なら問題ないと思えば無理に選任することはありません。
 
ただ、選任しなかった時にどのような問題が起きるのかだけは、知識として知っておくと良いかもしれません。
参考:遺言執行者とは|役割と仕事内容の基礎知識
 

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自筆証書遺言の記入例・サンプル 

自筆証書遺言に決まった書式はありませんので、上記の項目さえ守っていれば自由に書いて頂いて構いません。
 

遺  言  書


 
   遺言者アシロ太郎は、この遺言書によって、妻アシロ花子、長男アシロ二郎、に対して次の通りに遺言する。


 1. 現金4,000万円を妻アシロ花子に相続させる
 2. 現金2,000万円と●●の自動車(ナンバー:●●●●●●)を長男アシロ二郎に相続させる
 3. もしここに記載のない財産が発覚した場合、その全ては妻アシロ花子が相続するものとする 


   遺言者アシロ太郎は、遺言書の執行者として、下記の者を指定する

   住 所 東京都新宿区西新宿●-●●-●
   職 業 弁護士(※弁護士に限らず友人や司法書士でも、成人していれば誰でも選任は可能)
   遺言執行者  ●●●●
 

 

平成◯◯年◯◯月◯◯日
 
住 所  東京都新宿区西新宿●-●●-●
 
遺言者  アシロ 太郎   印

 
だいたいこのような形式になるかと思いますが、「何を、誰に、どのくらい」相続するのかを意識すれば、あとは応用を効かせていくだけでOKかと思います。もしわからないことがあれば、厳選相続ナビは遺言書に詳しい弁護士を多く掲載していますので、細かい部分を相談されてみるのが良いかと思います。

 
 

自筆証書遺言を確認する時は検認が必要になる

これは遺言者自身にはあまり関係のない話かもしれませんが、被相続人の死後に遺族が遺言書を見つけた場合、その場で自筆証書遺言を開けてしまうと、5万円以下の罰金が課せられます。
 

(遺言書の検認)
第千四条  遺言書の保管者は、相続の開始を知った後、遅滞なく、これを家庭裁判所に提出して、その検認を請求しなければならない。遺言書の保管者がない場合において、相続人が遺言書を発見した後も、同様とする。
2  前項の規定は、公正証書による遺言については、適用しない。
3  封印のある遺言書は、家庭裁判所において相続人又はその代理人の立会いがなければ、開封することができない。
 
(過料)
第千五条  前条の規定により遺言書を提出することを怠り、その検認を経ないで遺言を執行し、又は家庭裁判所外においてその開封をした者は、五万円以下の過料に処する。
引用元:第四節|遺言の執行

 

なぜ検認作業が必要なのか

遺言書の検認は、相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせるという意味もありますが、遺言内容を明確にして、遺言書が偽造や変造されていないかを確認するための手続として必要なものとされています。あくまで確認と変造の防止が目的のため、遺言の有効性や無効を判断する手続ではありません。
参考:裁判所|遺言書の検認
 

検認の申立先

検認の手続きは、亡くなった被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申立てます。
 

検認の申立人

申立人は、「遺言書を保管している人」「遺言書を発見した人」とされていますので、必ずしも相続人や親族が検認の申立をしないといけないという事はなさそうです。
 

検認に必要な費用

収入印紙:遺言書1通につき800円
連絡用の郵便切手
 

検認申立に必要な書類

・家事審判申立書(遺言書の検認と記入)(申立書記入例
・遺言者の出生時から死亡時までのすべての戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
・相続人全員の戸籍謄本
・遺言者の子(及びその代襲者)で死亡した者がいる場合はその子(及びその代襲者)の出生時から死亡時までのすべての戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
 

相続人が遺言者の父母・祖父母等の場合

・ 遺言者の直系尊属で死亡している方がいた場合はその直系尊属の死亡の記載のある戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
 

相続人が不存在・遺言者の配偶者のみ又は遺言者の兄弟姉妹及びその代襲者の場合

・遺言者の父母の出生時から死亡時までのすべての戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
・遺言者の直系尊属の死亡の記載のある戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
・遺言者の兄弟姉妹に死亡した方がいる場合、その兄弟姉妹の出生時から死亡時までのすべての戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
・代襲者としてのおいめいに死亡した方がいる場合、そのおい又はめいの死亡の記載のある戸籍(除籍、改製原戸籍)謄本
参考:裁判所|遺言書の検認
 
詳しくは「裁判所で遺言書の検認を受ける為に知っておくべき全知識」「遺言書の正しい開封方法|知っておくべき遺言書の扱い方」をご覧ください。


 

自筆証書遺言以外の2つの遺言方法

今回ご紹介してきたのは自分で全ての遺言書を書き上げる自筆証書遺言でしたが、遺言方法にはあと2つの種類がありますので、ついでにご紹介しておきます。
 

公正証書遺言

公正証書遺言は、法律を専門とする公務員である公証人が作成した遺言文書のことで、お金の貸し借りなど、その文書に効力を持たせたい場合に利用される公文書です。公正証書遺言として遺言を残すことで、遺言内容を「安全」「確実」に残すことが可能となり、公証役場で保管されるため紛失や変造の心配もいらない優れものです。
 
詳しい内容は「公正証書遺言が最も信頼出来る遺言である理由とその書き方」で解説しています。
 

秘密証書遺言

秘密証書遺言はあまり利用されることが少ない遺言方法ですが、秘密証書遺言が利用される状況は、遺言者が遺言の内容を誰にも知られずにしておきたいと考えている場合です。作成方法は、「秘密証書遺言の書き方について知っておくべきこと」で詳しく解説します。
 

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遺言書をミスなく確実に残すなら公正証書遺言がおすすめ

ここまでの内容をご覧いただければ、ほぼミスなく遺言書を残すことができると思いますが、遺言をより確実なものにしたい場合は、やはり自筆証書遺言では限界があります。
 
この場合に役に立つのが「公正証書遺言」です。法律に詳しい公正役場の公証人が立会い、遺言書のミスが確実に防げるだけではなく、裁判所による遺言の検認も必要ありませんので、費用はかかりますが絶対にミスなく確実に残したい場合に有効です。
 

(公正証書遺言)
第九百六十九条  公正証書によって遺言をするには、次に掲げる方式に従わなければならない。
一  証人二人以上の立会いがあること。
二  遺言者が遺言の趣旨を公証人に口授すること。
三  公証人が、遺言者の口述を筆記し、これを遺言者及び証人に読み聞かせ、又は閲覧させること。
四  遺言者及び証人が、筆記の正確なことを承認した後、各自これに署名し、印を押すこと。ただし、遺言者が署名することができない場合は、公証人がその事由を付記して、署名に代えることができる。
五  公証人が、その証書は前各号に掲げる方式に従って作ったものである旨を付記して、これに署名し、印を押すこと。
引用元:民法第969条

 

公正証書遺言のメリット

・遺言書の有効無効が問題にならない
・専門家が作るから間違いがない
・検認の必要がない
・改ざんなどの心配もゼロ
 

公正証書遺言のデメリット

・作成に時間がかかる
・費用が発生する
・証人の2名の立会いが必要
 

自筆証書遺言か公正証書遺言かを選ぶ判断基準

必ず自筆証書遺言を選ばなくてはいけないとか、公正証書遺言を選択しなければいけないということはありません。自筆証書遺言を選んだ場合は費用も抑えられますので、そのあたりが心配な方は自筆証書遺言で十分かと思います。
 
上記の項目に該当する方は、公正証書遺言を選択されることをおすすめいたしますので、あなたの必要に応じてご判断いただければ幸いです。


 

まとめ

以上が自筆証書遺言を作成する手順になります。これから遺言を残そうと思っている方、まさに遺言書を見つけてどうしようかと思っている方は、参考にしていただければ幸いです。
 

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相護士ナビ編集部

本記事は相続弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※相続弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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