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2019年09月17日

エンディングノートの書き方例|書いておきたい内容を見本で詳しく解説

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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「終活」の一環で、“エンディングノート”を作りたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか? エンディングノートの書き方に決まりはありませんので、あなたの自由に書くことができます

少し古いデータですが、2012年に経済産業省が発表した「安心と信頼のある『ライフエンディング・ステージ』の創出に向けた普及啓発に関する研究会報告書」では、エンディングノートの作成経験・意向は次の通りとなっています。

エンディングノートの作成経験・意向

引用:「安心と信頼のある『ライフエンディング・ステージ』の創出に向けた普及啓発に関する研究会報告書」|経済産業省

30代でも、「すでに書いてある」「いずれ書くつもりである」を合わせて約35%に達し、比較的若年層から、エンディングノートに関心を持っていることが窺えます。死は突然訪れることもありますし、若いうちからエンディングノートを記載していても決して悪いことではありません。

しかし、エンディングノートを書こうと思っても、「何を書いたらいいんだろう?」「PCやスマホを使ったらダメなの?」と、書いていく上で気になることが色々あるでしょう。

この記事では、エンディングノートに書いておきたい内容と書き方例をご紹介します。

記事内容を参考に、シンプルなエンディングノートを作るもよいですし、オリジナルのエンディングノート作りに挑戦してみるのもよいかもしれません。

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エンディングノートとは

そもそも、エンディングノートとは何なのでしょうか?

エンディングノートは、一般的に、終末を迎えるにあたって、残された家族に対しご自分の考えを伝えることを目的で記載される備忘録という意味で使われています。例えば、ご自分の終末医療に対する考え方や財産処理に対する思いなどを記録することが多いようです。このエンディングノートは遺言書ではなく、単に亡くなられる方の考えや内心を記録しておくものに過ぎませんので、特に法的な力はありませんし、作成に当たっての法的なルールもありません。

エンディングノートの書き方にルールはない

冒頭でもお伝えしましたが、エンディングノートについてはまったくルールは存在しないので、内容や形式のすべてについて自由に書いて構いません。

例えば

  • 日記のように書く
  • PCやスマホを使って書く
  • 写真を添付して書く など

など、さまざまな書き方があり得ます。

ただ、何をどう書いたらよいかわからないという方も多いでしょう。今回の記事では、エンディングノートの書き方についての例をいくつかご紹介しています。この記事を参考に自分なりのエンディングノートを作成してみてはいかがでしょうか。

エンディングノートに書いておきたい内容と書き方例

エンディングノートの主な役割は、「自分が死んだ後または死の間際に当たって家族に自分の思いを伝える」ことです。

下記に挙げた内容はあくまで例示です。ルールはありませんので、書きたいことを書けば十分です。

自分自身について

自分の生年月日や住所、本籍地を書いておけば誰が書いたものかが一目瞭然です。それに加え、自分の好きな食べ物や趣味など自分自身の内面的な部分を書くことで、新しい自分の発見につながるかもしれません。

【書き方の例】

名前

姓   相続     名   太郎

生年月日

西暦 19○○ 年(大正・昭和・平成  ○○  年)

  ○○  月  ○○  日 生まれ

住所

郵便番号 〒160-0023

東京都新宿区西新宿 0-0-00

本籍地

郵便番号 〒160-0023

東京都新宿区西新宿 0-0-00

血液型

  O   型

※こちらの表は右にスライド可能です。

趣味

  • 読書
  • カラオケ
  • 麻雀

特技

  • そろばん
  • 乗馬

好きな食べ物

  • お味噌汁
  • 魚全般

個人情報について

携帯電話やPC、その他ご自身が契約しているものや、パスポート・運転免許などに記載されている個人情報について、わかる範囲で書いておくとご家族は助かるでしょう。

契約サービス

契約者名

ID

パスワード

支払い方法

スマホ

相続 太郎

○○○○○○

□□□□□

クレジットカード

インターネット

相続 太郎

○○○○○○

□□□□□

クレジットカード

ガス

相続 太郎

○○○○○○

□□□□□

銀行引き落とし

※こちらの表は右にスライド可能です。

ペットについて

ペットを飼っている場合は、残されたペットのためにも、

  • どんなものを食べているのか
  • かかりつけ医はどこなのか

などを含めたペット情報について書いておくと、家族が困らないかも知れません。

【書き方例】

ペットの名前

チビ

年齢

14歳

ペットの種類

柴犬

好きな食べ物

鹿肉

かかりつけ医の住所

〒160-0023 東京都新宿区西新宿 0-0-00

医療・介護について

認知症などで判断能力が低下したり、意識不明・重篤な状態になったりした場合のために、アレルギーや持病、常用薬などについても書いておくとよいかもしれません。

また、延命治療を希望するかどうかも書いておいてもよいかもしれません。また、延命治療は家族に難しい判断を強いることになるので、書くだけでなく話し合いもしておくほうがよいかもしれません。

【書き方例】

アレルギー

 有  (そば粉)        無 □     

持病

 有 □              無 

常用薬

 有 □              無 

延命治療

 希望する □       希望しない 

臓器提供

 希望する ☑       希望しない □

※こちらの表はスライド可能です。

葬儀・納骨について

葬儀の規模や参列してほしい方、喪主を任せたい方などについて書いてもよいかもしれません。遺影に使ってほしい写真や一緒に棺に納めてほしいものなどがあれば、こちらも書いてもよいでしょう。

お墓をお持ちの方は、寺院や霊園の住所・連絡先も書いておきたいですね。

【書き方例】

葬式の規模

「一般葬」  「家族葬」□  「一日葬」□  「直葬」□

遺影

有 □     無 ☑   保管場所(                   )

納骨してほしい寺院・霊園

寺院名・霊園名

○○霊園

所在地

東京都新宿区西新宿〇―○―○

連絡先

080-○○○○―○○○○

※こちらの表はスライド可能です。

相続財産について

現金、預貯金、不動産、有価証券などの相続財産を整理しておくのも有用です。加入している生命保険や受取人なども書いておいてよいかもしれません。ただ、後々のトラブルを避けるために、書くのであれば正確に書きましょう。

また、借金も相続財産となるため書いておくと有用かもしれません。

【書き方例】

金融機関名

○○銀行

支店名

○○支店

預貯金の種類

○○預金

口座番号

○○○○○○

口座名義

相続 太郎

口座の種類

○○

連絡先

080-0000-0000

通帳・印鑑の保管場所

引き出しの中

保険の種類

○○保険

保険会社

○○会社

連絡先

080-0000-0000

証券番号

○○○○○○

契約者名

相続 太郎

受取人

相続 花子

保険証券などの保管場所

引き出しの中

遺言について

エンディングノート」と「遺言書」は似ているようで、異なります。遺言書は被相続人の財産処分について法的効力のある書面です。そのため、作成方法や記載内容について法律上のルールがあり、このルールから外れれば法的効力が失われます。他方、エンディングノートは基本的には法的効力のあるものではありませんので、このようなルールもないのです。

もし、エンディングノートとは別に遺言書がある場合は、その旨を記載しておくと混乱を避けられるかもしれません。

【書き方例】

遺言書の有無

 有 ☑     無 □   保管場所(  引き出しの中  )

種類

自筆証書遺言    公正証書遺言 □   秘密証書遺言 □

※こちらの表はスライド可能です。

連絡先について

自分の親族や親しい友人の連絡先を書いておきましょう。死後に連絡してほしい場合には、そのことを記載しておくとご家族も助かると思います。

【書き方例】

氏名

住所

連絡先

訃報の有無

相続 花子

東京都新宿区西新宿 0-0-00

090-○○○○-○○○○

相続 次郎

埼玉県川口市 0-0-00

090-○○○○-○○○○

相続 三郎

埼玉県戸田市 0-0-00

090-○○○○-○○○○

※こちらの表はスライド可能です。

ご家族へのメッセージについて

普段は伝えにくいような感謝の気持ちや懐かしい思い出など、家族に残しておきたいメッセージを書いておきましょう。写真などを一緒に貼っておくと、より鮮明に思い出が蘇るのではないでしょうか。

【書き方例】

花子さんへ

結婚してから随分と時が経ちましたね。今までさんざん苦労や迷惑をかけてしまいました。そんな私に愛想を尽かさず支えてくれて本当にありがとう。心から愛しています。

エンディングノートを書き終えたら

エンディングノートを書き終えたら、どこに保管すればよいのでしょうか?

あまり人には見られたくない内容もあるかと思いますし、重要な暗証番号パスワードなどを記載している場合には、簡単に見つかるような場所だと危険です。しかし一方で、見つけにくすぎる場所だと、必要なときにすぐに見つけられないという場合もあります。

エンディングノートを書き終えたら、信頼できる親族にエンディングノートの存在を伝えておきましょう。相続財産についての細かい内容は、エンディングノートとは別に遺言書を作成し保管しておくとよいでしょう。

【関連記事】自筆証書遺言書の正しい書き方はコレ!無効を防ぐための書き方まとめ!

まとめ

今回の記事では、エンディングノートの書き方について具体的な例をいくつか紹介してきました。

エンディングノートには、たくさんの項目があります。すべてをまとめて書こうとすると大変でしょう。まずは、取りかかりやすい項目から書いてみてください。

エンディングノートの作成はもちろん義務ではありません。ではいったい何のために書くのでしょうか? 誰にでも日頃言えない大切な方への感謝の気持ちがあるはずです。自身が亡くなってしまってはその思いはもう届きません。伝えておきたいことを死後に残す意味があるのです。今までの人生や家族との大切な思い出を振り返りながら書いてみてはいかがでしょうか。

この記事がお役に立てば幸いです。

注目】相続問題でお悩みの方へ

相続問題を弁護士に相談することで、それまで悩んでいたことがすぐに解決できる可能性も高いです。まずは【弁護士の無料相談】を活用し、今後の対策を考えてみましょう。

相続トラブルを解決し遺産を多く受け取る方法とは?

相続トラブルで一番多い金額は5,500万円以下です。

 

これは相続トラブル全体の約75%にあたり、さらに1,000万円以下だけに絞って見ても、全体の32%を占めています。

 

相続トラブルはお金持ちや、ましてテレビの出来事では決してないのです。

 

<参考資料:平成25年度司法統計>

 

さらに、下の表を見ると遺産分割調停、すなわち遺産分割トラブルが右肩上がりで増えてきていることがわかります。

 

遺産分割に関する調停事件の推移

<参考資料:平成25年度司法統計>

 

 

相続における自己解決と弁護士介入の違いとは?

相続するのはあなただけではありません。相続人の平均人数は3名程度です。

 

相続人の数

<参考資料:国税庁 統計年報>

 

相続人が多いほど、相続トラブルが発生しやすく複雑になるのは避けようのない事実です。

 

トラブル回避のために重要なのは、早めに専門知識のある第三者を介入させることです。一般的に専門知識を持つ代表格といえば相続問題を得意とする弁護士です。

 

弁護士を介入させると費用が高くつくイメージがありますが、結果的にはトラブルを解消できるだけではなく、相続面でも優位に働き、金銭的にもメリットを得られることが多くなります。

 

 

相続に強い弁護士の選び方と相続相談の具体例

相続に際し、雇うのは弁護士なら誰でもいいというわけではありません。
最大のメリットが得られる弁護士の選び方は、以下を参考にしてください。

 

 

  • 1、相続が得意な弁護士を選ぶ

    相続トラブルの解決実績が豊富だったり、相続問題に注力していたりする弁護士を選びましょう。

  • 例えば、医者に「内科」「外科」「皮膚科」「耳鼻科」…と専門分野があるように、弁護士にも「相続」「離婚」「借金」「企業法務」…といった得意分野があります。

  • 相続があまり得意でない弁護士に依頼しても十分なメリットを受けられない可能性があるため、相続を得意とする弁護士に依頼することが大切です。

  • 2、初回相談料の安い弁護士を選ぶ

    初回相談は自分と相性の良い弁護士を選ぶチャンスですので、1件だけではなく複数と話をしてみましょう。

  • 件数を重ねるために初回の相談料を必ず確認しましょう。(相談無料〜3000円程度をオススメします)

  • 3、近隣の弁護士を選ぶ

    相続の弁護士は全国対応していることも多いのですが、やはり対面での関係性構築や急な事態に対応できる近隣の弁護士事務所が最善策といえるでしょう。

 

 

相続で弁護士が介入するデメリットは、あまりありません。

 

あえて挙げるなら、依頼に費用がかかる点でしょうか。

 

しかし、以下の費用対効果の例をご覧いただけば、実際には費用がデメリットとはならないことが、おわかりいただけると思います。

 

不公平な遺言書に対し弁護士を通じて遺留分を主張した例

3,000万円の遺産を遺して親が世を去った。全財産をほかの相続人に相続させる旨の遺言書があり、このままでは自分は一切遺産を受け取ることができない。

弁護士に依頼した結果

遺留分侵害額請求により、自分の遺留分割合である8分の1の遺産を受け取ることができた。

費用対効果

自分が受け取ることができた遺産は375万円。弁護士費用は84万円。そのまま泣き寝入りしていれば1円も受け取ることができなかったが、結果的に弁護士費用を差し引いても291万円を手にすることができた。

また、相続トラブルに関しては、初期費用(着手金)はかかるものの、費用の大部分は成果報酬方式です。


つまり依頼料はデメリットにならないのです。

 

>>費用対効果の高い弁護士とは?

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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・思ったより相続される遺産が少なかった
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遺産相続では法定相続分といって、民法で定められている割合の通りに遺産を公平に分割しましょうという一応の定めがありますが、生前に被相続人(亡くなった人)の介護をしていた、被相続人の事業を手伝っていれば寄与分という制度で多くの財産をもらう権利があります。

また、他の相続人が生前に財産を多く受け取っていたのであれば、遺産分割協議の際に相続財産を減らすこともできます。ただ、こういったルールは相続人全員が知っているわけではありませんから、あなたが主張しても聞く耳をもたれない可能性もあります。

その場合、弁護士に相談することで法的な観点から主張をしてくれますし、トラブルになっている場合はその仲裁に一役買ってくれるでしょう。当サイトでは、相続トラブルを1人で解決できるか悩んでいる方へ無料電話・無料相談(一部)を行い、不安解消できるように努めています。

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相護士ナビ編集部

本記事は相続弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※相続弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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