エンディングノートは遺言書と異なり、決まった形式で書く必要がありません。
そのため、スマホのアプリを使って書くこともできます。
この記事では、無料で使えるエンディングノートアプリとアプリでエンディングノートを書くメリット・デメリットを紹介します。
【注目】エンディングノート作成に際して、 遺産を適切に遺したい方へ |
エンディングノートは、遺された家族に対して伝えたいことを自由に書き留めておくことが可能ですが、遺産を希望通りに遺すためには、法的に効果のある遺言書が必要です。
自身が亡くなられたあとに家族間で不要なトラブルを起こさないためにも、遺言書に詳しい弁護士に相談してみましょう。 |
この項目では、スマホで利用できる無料のエンディングノートアプリを紹介します。
シンプルで使いやすさにこだわったものや画像や動画を一緒に残せるものもあります。
自身の用途に合わせて使ってみてください。
【引用】わが家ノート
三菱UFJ信託銀行が提供している無料アプリで、三菱UFJ信託銀行の口座を持っていない方も利用可能です。
預貯金や介護など一般的な項目だけでなく、健康管理や食事管理まで1つのアプリでおこなうことができます。
銀行が提供しているということもあり、お金に関する知識が学べるコンテンツも充実していますよ。
「エンディングノート ~絆~ Free」はAndroid端末のみ利用可能なアプリで、無料版と有料版の2種類があります。
機能はシンプルで、エンディングノートにあってほしい項目がある程度そろっています。
また、画像の保存も可能です。
エンディングノートのアプリは確かに便利ですが、デメリットもあります。
もしも、10年後、20年後に開示してもらうことを見据えて書く場合は、アプリを使わないほうがよいかもしれません。
アプリを使用するメリット・デメリットを確認しておきましょう。
アプリであればダウンロードをするだけですぐに始めることができます。
使いづらいときや自分には合わないと思えば、削除して他のアプリを試せばよいだけです。
しかし、紙媒体で書く場合はこうはいきません。
何種類もあるノートから選ぶ必要があります。
ノートを買って使いづらいと思っても、お金がかかっているので簡単にやめられませんよね。
この手軽さはアプリならではでしょう。
アプリなら、ちょっとした合間に項目を埋めたり、外出先で思い出とともにまとめたりすることが可能です。
エンディングノートに限らず、何かを書くときに「いざ書こうと思うとうまく言葉が出てこなかった」という経験が誰しもあるでしょう。
アプリなら、伝えたいことが浮かんだときにすぐ、書くことができます。
エンディングノートのアプリの種類はまだ多くはありませんが、完全無料で使えるものもあります。
「ちゃんとしたエンディングノートを作る前にとりあえず書いてみよう」という際に利用するのもよいでしょう。
エンディングノートには「遺言書」と違い決まった形式がありません。
家族に動画でメッセージを残したり、大切な思い出を写真と一緒に残しておいたりすることも可能です。
自身の死後におこなう手続きに必要な情報を書いておくだけでなく、家族への感謝や楽しかった出来事などを音声で伝えるオリジナルのエンディングノートを作ってみてはいかがでしょうか。
たとえば、アプリを作った会社がつぶれてしまえば、アプリ自体も使えなくなる可能性があります。
アプリのサービスがこの先、何十年も継続される保証はありません。
一定の期間が経過したら新しいエンディングノートを作るなどの対策をとっておくとよいかもしれません。
「完全無料のアプリだと思ったら、一部の機能は有料だった!」というパターンはよくあります。
そこまで高額であることは少ないでしょうが、ある程度使ったうえで判断したほうがいいでしょう。
アプリを利用したエンディングノートは、スマホが壊れてしまった際にデータが消えてしまうこともあります。
また、修理に出したときにデータがなくなってしまう場合もあるので、可能であればバックアップを取っておきましょう。
アプリを頻繁に更新しているようであれば問題ありませんが、なかなかそうもいかないでしょう。
「あの項目があったら便利なのに」「他のフォーマットが欲しい」といったときに、紙なら余白に書いておくなど対策が可能でも、アプリでは難しいでしょう。
無料のアプリには広告が表示されるものがあります。
スクロールの際に誤ってクリックしてしまったり、画面の一部が隠れてしまったりと、アプリが使いづらくなるかもしれません。
広告が気になるようであれば、他の無料アプリや有料のものを試してみるのも1つの手です。
【注目】エンディングノート作成に際して、 遺産を適切に遺したい方へ |
エンディングノートは、遺された家族に対して伝えたいことを自由に書き留めておくことが可能ですが、遺産を希望通りに遺すためには、法的に効果のある遺言書が必要です。
自身が亡くなられたあとに家族間で不要なトラブルを起こさないためにも、遺言書に詳しい弁護士に相談してみましょう。 |
エンディングノートはアプリを使うことで、簡単に画像や写真を使ったオリジナルのエンディングノートが作れます。
その一方でスマホアプリは、作ったものがスマホの故障やサービスの終了で使えなくなることもあります。
データのバックアップを取っておくなどの対策を取ることが重要です。
大切な家族に向けて、あなたらしいエンディングノートを作ってみませんか?
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