ホーム > 相続コラム > 遺産分割 > 遺産分割協議書を守らない相続人への対処法|協議内容を白紙に戻す方法
2020年06月15日

遺産分割協議書を守らない相続人への対処法|協議内容を白紙に戻す方法

虎ノ門第一法律事務所
菅 弘一 弁護士
監修記事
New_pixta_22222631_s
「遺産分割」が得意な弁護士に相談して悩みを解決
「遺産分割」が得意な弁護士に相談して悩みを解決!

お悩み内容から探す

Consult_btn

身内が亡くなり、親族で遺産の分配について話し合い遺産分割協議書にまとめたのに、決めた内容を守らない相続人がいると困りますよね。

 

「遺産分割協議書で決めた内容を、きちんと守ってもらえないなら白紙に戻したい。」という場合、一度決まった内容を白紙に戻すのは可能なのでしょうか?

 

この記事では『遺産分割協議書の内容を白紙に戻せるのか?』『遺産分割協議書の内容を守らない相続人への対処の仕方』をご説明します。

 

相続に関する話し合いは難航しがちです。お悩みの方は弁護士への相談もご検討ください。

 

遺産分割のお悩みは弁護士への無料相談がおすすめです

​遺産相続について親族間に不満や納得のいかない事があるなら遺産相続トラブルの解決が得意な弁護士への相談をおすすめします。

  • 遺産分割協議が円滑に進む
  • 弁護士が代理人となり、他の相続人と直接話をしなくても済むようになる
  • 相続財産の分け方について適切なアドバイスが得られる
  • 遺留分を侵害された場合、遺留分相当の財産を取り戻すことができる
  • 相続する財産や相続人の調査を任せることができる
  • 遺産分割を進める際に自分の希望を反映させることができる など

当サイト『相続弁護士ナビ』は相続争いの解決を得意とする弁護士を掲載しております。事務所へは【通話料無料】でご連絡が可能で、電話での無料相談や面談による相談を無料にしている事務所もあります。

まずはお近くの弁護士を探して相談してみましょう。

遺産分割が得意な弁護士を探す

初回の面談相談無料・休日/夜間対応可能の事務所も多数掲載

北海道・東北

北海道 | 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島

関東

東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 群馬 | 栃木

北陸・甲信越

山梨 | 新潟 | 長野 | 富山 | 石川 | 福井

東海

愛知 | 岐阜 | 静岡 | 三重

関西

大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山

中国・四国

鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 |高知

九州・沖縄

福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄

【迷っている方へ】弁護士に相談するとどんな風に相続問題が解決する?

 

他の相続人が遺産分割協議書の内容を守らない場合、協議を白紙に戻せるのか?

一度決まった遺産分割協議書の内容について、相続人の一人が義務を履行しないことを理由に、白紙とすることは基本的にできません。例えば、過去の裁判で遺産分割協議書の内容は相続人の債務不履行を理由として解除できないという判決が下されています。

 

共同相続人間において遺産分割協議が成立した場合に、相続人の一人が他の相続人に対して右協議において負担した債務を履行しないときであっても、他の相続人は民法五四一条によって右遺産分割協議を解除することができないと解するのが相当である。けだし、遺産分割はその性質上協議の成立とともに終了し、その後は右 協議において右債務を負担した相続人とその債権を取得した相続人間の債権債務関係が残るだけと解すべきであり、しかも、このように解さなければ民法九〇九条本文により遡及効を有する遺産の再分割を余儀なくされ、法的安定性が著しく害されることになるからである

※強調は筆者による

事件番号 昭59(オ)717号

文献番号 1989WLJPCA02090001

引用元:裁判所判例 事件名 更正登記手続等請求事件

 

 

裁判所は解除ができない理由として、以下の2点をあげています。

① 遺産分割協議は協議の成立で終了するため、協議で決まった内容について問題が起きたときは、相続人同士で解決する必要があること

② 遺産分割協議の解除を認めると、民法909条本文により、遺産の再分割の効果が相続開始時までさかのぼります。その結果、最初の協議を前提とした行為が無効となり、法的安定性が著しく害されること

 

(履行遅滞等における解除権)

第五百四十一条 当事者の一方がその債務を履行しない場合において、相手方が相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がないときは、相手方は、契約の解除をすることができる。

(遺産分割の効力)

第九百九条 遺産の分割は、相続開始の時にさかのぼってその効力を生ずる。ただし、第三者の権利を害することはできない。

引用元:民法

 

 

しかし、これはあくまで相続人の一人が義務を履行しない場合に他の相続人が一方的に解除できるかというケースです。これと異なり,相続人全員が合意すれば遺産分割協議を白紙に戻すことは可能です。

 

共同相続人の全員が、既に成立している遺産分割協議の全部又は一部を合意により解除した上、改めて遺産分割協議をすることは、法律上、当然には妨げられるものではなく、上告人が主張する遺産分割協議の修正も、右のような共同相続人全員による遺産分割協議の合意解除と再分割協議を指すものと解されるから、原判決が これを許されないものとして右主張自体を失当とした点は、法令の解釈を誤ったものといわざるを得ない。

※強調は筆者による

事件番号 昭63(オ)115号

文献番号 1990WLJPCA09270001

引用元:裁判所判例 事件名 土地所有権移転登記抹消登記手続請求事件

 

遺産分割協議書の内容を守らない相続人への対処の仕方

遺産分割協議書の結果、相続人に何らかの義務履行が定められた場合、同義務について権利を有する者は遺産分割協議を理由として、義務の履行を求めることができます。

 

その際、遺産分割協議書は重要な証拠になりますので、しっかり保管しておきましょう。

 

遺産分割が得意な弁護士を探す

初回の面談相談無料・休日/夜間対応可能の事務所も多数掲載

北海道・東北

北海道 | 青森 | 岩手 | 宮城 | 秋田 | 山形 | 福島

関東

東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 群馬 | 栃木

北陸・甲信越

山梨 | 新潟 | 長野 | 富山 | 石川 | 福井

東海

愛知 | 岐阜 | 静岡 | 三重

関西

大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山

中国・四国

鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 |高知

九州・沖縄

福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄

【迷っている方へ】弁護士に相談するとどんな風に相続問題が解決する?

 

まとめ

内容を守らない相続人がいたとしても、原則として一度決まった遺産分割協議書を白紙に戻すことはできません。

 

他の相続人は遺産分割協議を理由として、義務の履行を求める訴訟を起こす必要があります。

 

専門的判断が必要となりますので、このような場合は弁護士への依頼を検討しましょう。時間も手間もかからず、的確なアドバイスがもらえるはずです。

 

当サイトでは相続問題を得意とする弁護士の検索が可能ですので、必要であれば利用してみてください。

 

この記事がお力になれば幸いです。

 

【関連記事】

遺産相続時に払う弁護士費用は高い?安い?相場の決め方を例題で解説

相続トラブルで困った時に弁護士を探せるサイトです|選び方や費用も解説

 

出典元

民法

裁判所判例

相続トラブルを解決し遺産を多く受け取る方法とは?

相続トラブルで一番多い金額は5,500万円以下です。

 

これは相続トラブル全体の約75%にあたり、さらに1,000万円以下だけに絞って見ても、全体の32%を占めています。

 

相続トラブルはお金持ちや、ましてテレビの出来事では決してないのです。

 

相続トラブルの金額

<参考資料:平成25年度司法統計>

 

さらに、下の表を見ると遺産分割調停、すなわち遺産分割トラブルが右肩上がりで増えてきていることがわかります。

 

遺産分割に関する調停事件の推移

<参考資料:平成25年度司法統計>

 

 

相続における自己解決と弁護士介入の違いとは?

相続するのはあなただけではありません。相続人の平均人数は3名程度です。

 

相続人の数

<参考資料:国税庁 統計年報>

 

相続人が多いほど、相続トラブルが発生しやすく複雑になるのは避けようのない事実です。

 

トラブル回避のために重要なのは、早めに専門知識のある第三者を介入させることです。一般的に専門知識を持つ代表格といえば相続問題を得意とする弁護士です。

 

弁護士を介入させると費用が高くつくイメージがありますが、結果的にはトラブルを解消できるだけではなく、相続面でも優位に働き、金銭的にもメリットを得られることが多くなります。

 

 

相続に強い弁護士の選び方と相続相談の具体例

相続に際し、雇うのは弁護士なら誰でもいいというわけではありません。
最大のメリットが得られる弁護士の選び方は、以下を参考にしてください。

 

 

  • 1、相続が得意な弁護士を選ぶ

    相続トラブルの解決実績が豊富だったり、相続問題に注力していたりする弁護士を選びましょう。

  • 例えば、医者に「内科」「外科」「皮膚科」「耳鼻科」…と専門分野があるように、弁護士にも「相続」「離婚」「借金」「企業法務」…といった得意分野があります。

  • 相続があまり得意でない弁護士に依頼しても十分なメリットを受けられない可能性があるため、相続を得意とする弁護士に依頼することが大切です。

  • 2、初回相談料の安い弁護士を選ぶ

    初回相談は自分と相性の良い弁護士を選ぶチャンスですので、1件だけではなく複数と話をしてみましょう。

  • 件数を重ねるために初回の相談料を必ず確認しましょう。(相談無料〜3000円程度をオススメします)

  • 3、近隣の弁護士を選ぶ

    相続の弁護士は全国対応していることも多いのですが、やはり対面での関係性構築や急な事態に対応できる近隣の弁護士事務所が最善策といえるでしょう。

 

 

相続で弁護士が介入するデメリットは、あまりありません。

 

あえて挙げるなら、依頼に費用がかかる点でしょうか。

 

しかし、以下の費用対効果の例をご覧いただけば、実際には費用がデメリットとはならないことが、おわかりいただけると思います。

 

不公平な遺言書に対し弁護士を通じて遺留分を主張した例

3,000万円の遺産を遺して親が世を去った。全財産をほかの相続人に相続させる旨の遺言書があり、このままでは自分は一切遺産を受け取ることができない。

弁護士に依頼した結果

遺留分侵害額請求により、自分の遺留分割合である8分の1の遺産を受け取ることができた。

費用対効果

自分が受け取ることができた遺産は375万円。弁護士費用は84万円。そのまま泣き寝入りしていれば1円も受け取ることができなかったが、結果的に弁護士費用を差し引いても291万円を手にすることができた。

また、相続トラブルに関しては、初期費用(着手金)はかかるものの、費用の大部分は成果報酬方式です。


つまり依頼料はデメリットにならないのです。

 

>>費用対効果の高い弁護士とは?

 

簡単かつ早急に信頼できる弁護士を選ぶ方法

相続弁護士ナビは、相続問題の解決実績豊富な事務所を数多く掲載しています。


あなたのお住まいに近い事務所を選ぶことができ、ネット上の口コミに頼らず、相談に行きやすい優良な事務所を簡単に見つけられます。

 

使い方も簡単なので、近隣の事務所を確認だけでもしてみることをおすすめします。

 

相続内容から弁護士を探す
Category_souzokutrouble_normal Category_tsukaikomi_normal Category_isanbunkatsu_normal Category_iryubun_normal
Category_souzokuhouki_normal Category_yuigon_normal Category_daisyusouzoku_normal Category_seinenkouken_normal
Category_fudosan_normal Category_souzokunin_normal Category_souzokuzaisan_normal Category_souzokutouki_normal
Category_shintaku_normal

 

どれを選んでいいかわからない場合は、相続トラブルを選んでくされば対応できます。

弁護士費用をカバーする保険「弁護士費用保険メルシー」

弁護士費用は決して安いものではなく、少なくとも50万円以上になることがほとんどです。

そんな弁護士費用を補償するのが、弁護士費用保険メルシーです。

Cta_merci

法的トラブルは身近に潜んでいて、いつ被害にあうか分かりません。

  • 子供がいじめで不登校になってしまった
  • インターネットで誹謗中傷を受けている
  • 酔っぱらいに絡まれてケガをした

こんなとき、弁護士依頼で発生する費用を月額2,500円で補償できます。

追加保険料0円で子供や両親、配偶者も補償対象になり、自分以外の家族も守ることができます。

いざというときの弁護士費用を賄うために、まずは資料請求を。

弁護士費用保険メルシーに無料で資料請求する

KL2020・OD・037

この記事の監修者
虎ノ門第一法律事務所
菅 弘一 弁護士 (第一東京弁護士会)
相続全般の問題解決で豊富な実績があり、多くの解決パターンを提案できる経験値が強み。税理士など他の士業や専門家とも連携するほか、司法書士資格を持つ弁護士も在籍するなど、ワンストップで対応できる体制。

相続トラブルに巻き込まれてしまった方へ

何かと相続トラブルに発展するのは遺産の割合に不満がある・納得いかないケースです。

例えば、下記などが該当します。

・思ったより相続される遺産が少なかった
・揉めたくないので、泣く泣く遺産の配分に納得した
・遺言書に他の兄弟姉妹に遺産を多く渡す旨が書かれていた

遺産相続では法定相続分といって、民法で定められている割合の通りに遺産を公平に分割しましょうという一応の定めがありますが、生前に被相続人(亡くなった人)の介護をしていた、被相続人の事業を手伝っていれば寄与分という制度で多くの財産をもらう権利があります。

また、他の相続人が生前に財産を多く受け取っていたのであれば、遺産分割協議の際に相続財産を減らすこともできます。ただ、こういったルールは相続人全員が知っているわけではありませんから、あなたが主張しても聞く耳をもたれない可能性もあります。

その場合、弁護士に相談することで法的な観点から主張をしてくれますし、トラブルになっている場合はその仲裁に一役買ってくれるでしょう。当サイトでは、相続トラブルを1人で解決できるか悩んでいる方へ無料電話・無料相談(一部)を行い、不安解消できるように努めています。

問題解決はもちろん、あなたの状況にあったアドバイスを提供することをお約束します。

SNSで記事をシェアする

相護士ナビ編集部

本記事は相続弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※相続弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
Icon_column_white カテゴリからコラムを探す
Icon_search_white 相談内容から弁護士を探す
Category_souzokutrouble_normal Category_tsukaikomi_normal Category_isanbunkatsu_normal
Category_iryubun_normal Category_souzokuhouki_normal Category_yuigon_normal
Category_daisyusouzoku_normal Category_seinenkouken_normal Category_fudosan_normal
Category_souzokunin_normal Category_souzokuzaisan_normal Category_souzokutouki_normal
Category_shintaku_normal
Sidebar_writer_recruit