経営者の相続はお任せください
経営者の方はまだ余裕のあるうちに相続対策や後継者への引継ぎを行うことが、ご自身だけでなく、そのご家族や会社にとっても重要です。
しかし、経営者の相続は、会社経営にもかかわることであり、事業をつつがなく引き継ぐためには、相続法の知識だけではなく、多くの分野に精通している必要があります。
弁護士だけでなく、税理士や社会保険労務士、司法書士、中小企業診断士など様々な士業が有機的に協力しあっていく必要がある場合も多くあります。
また、相続税の問題や遺留分など相続特有の問題も当然に知っている必要があります。
経営者の方は、ご家族はもちろん会社の存続も考慮に入れなければならず、例えば、以下のようなことが起きると会社の経営に支障をきたしてしまいます。
- 会社の株主が誰か良く分からず、後継者に引き継げない。
- 経営者自身が会社に貸付金債権を有したまま亡くなり,相続人が突然請求してきた。
- 会社の工場が立つ土地が経営者自身の土地で、相続人から立ち退きを求められた。
- 現金がないので相続税が支払えず、金策に奔走した。
こうした最悪のケースでは、経営者の方が築き上げてきた会社の存続が危ぶまれてしまうでしょう。
後継者へ会社の引き継ぎがスムーズに進むように、生前に相談者様のご意向を残した遺言書を作成することや、財産を整理すること、役員の入れ替えや、銀行への説明など、行うべきことは多くあります。
経営者の方で、事業承継や相続に不安がある方は、当事務所までご相談ください。
中小企業診断士も在籍しておりますので、事業計画も含めサポート致します。
弁護士として大切にしてること
私が弁護士を目指したきっかけは、中学生の頃に仲の良かった友達のお父さんが弁護士で、身近に弁護士の存在を感じることができたからです。
今でこそ弁護士の知り合いはたくさんいますが、普通に暮らしていて弁護士の人と話すという機会はそう多くはありません。
最初は物珍しさから目指し始めましたが、いつの間にかそれが目標になっていて、今弁護士として働いている、そんな感じです。
弁護士の仕事は、相談にいらした方が日常を取り戻すきっかけになるお手伝いをすることだと考えています。
弁護士は人の不幸を飯に生きているなんてよく言われますが、マイナスに向いた人生のベクトルを元の方向に向けられるよう、ご相談者の方の歩んできた道を一緒になぞらえながら、これから続く道を良い方向に導くことが私のモットーだと思っています。
弁護士本位の解決策による解決では、依頼された方の実現したい未来を本質的に解決したことにはなりません。
もちろん、法律の専門家として何が適切なのかはそれなりに熟知しているつもりですが、法律上有利な解決だけが最適解ではないと思っています。
禍根を残したままでは、新たな紛争を生み出す可能性もありますし、負け戦でもうまい負け方はあると思っています。
依頼された方に「依頼して良かった」と思ってもらえるためには、法律的・経済的な解決だけでは計ることのできない感情や事件への思い入れを汲み取り、その意向をしっかり把握したうえで、一緒にその後の戦略を考えることが大事だと考えています。
私が良いと思った解決案でも、依頼された方のご納得がいただけないということは度々あります。
その時に、私の見解だけを押し付けるのではなく、何がひっかかっているのか、何を重要視しているのか、何が獲得目標なのか、そういったことを一つ一つ確認しながら前に進むこと、そして依頼された方の意思と心情に寄り添うことのバランス感覚を大切にしています。
依頼者と一緒に二人三脚で歩めるような、よき理解者でありつつも、よきアドバイザーでありたいと考えています。
お気軽にご来所ください
ご相談を考えている方の多くは、弁護士に相談した経験がないのが通常です。「この悩みは弁護士に相談した方が良いのか」と迷われてしまうかもしれません。
しかし、迷われていること自体が立派な相談事です。
風邪気味であればお医者さんに行ってみるでしょう、それで「たいしたことないんだ」と分かれば、それはそれで通院した意味はあったはずです。
それはきっと弁護士であっても同じなんだろうと思っています。
相談時には、納得出来る詳細なご説明を心がけております。受任に際しても丁寧なヒアリングを通じ、ご相談された方一人一人に最適な解決方針をご提案しますので、まずはお気軽にご来所下さい。