ベンナビ相続 > 相続コラム > 弁護士に法律相談 > 土日でも電話で弁護士に無料相談できる?探し方と注意点を解説
更新日:

土日でも電話で弁護士に無料相談できる?探し方と注意点を解説

注目 相続に関する弁護士相談をご検討中の方へ
電話・メールOK
夜間・休日も対応
累計相談数
21万件超
相続が得意な
弁護士から探せる
相続問題が得意な
弁護士を探す
  • 「平日は仕事が忙しくて、なかなか相談に行けない」
  • 「まずは対面よりも、気軽に電話で相談したい」

法律のトラブルを抱えており、弁護士に無料相談したいと考えているものの、このようなお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

法律問題の中には、相手との交渉や手続きが必要になるなど、簡単には解決できないケースもあります。

そのため、できるだけ早い段階で信頼できる弁護士に相談することが大切です。

本記事では、土日に利用できる電話での無料相談先の紹介はもちろん、相談をスムーズに進めるための準備や注意点についてもわかりやすく解説します。

土日対応の無料電話相談先を知りたい方や、相談前に準備しておくべきことを確認したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

土日祝で弁護士に無料電話相談できる窓口一覧

「平日は仕事で忙しいから土日祝に相談したい」「弁護士事務所に直接行くのは少し不安」

そんな方に効率よく「土日祝相談OK」「電話相談可能」などの弁護士を見つける方法としておすすめなのが、「ベンナビ」の活用です。

ベンナビ」では、以下の条件で絞り込み検索できます。

  • 土日祝日・夜間の相談が可能
  • 現在営業中の法律事務所
  • オンライン面談や電話相談・出張相談の対応
  • 初回相談無料・分割払い可

24時間・休日対応の事務所も多数掲載されているので、急ぎで相談したいときも安心です。

「ベンナビ」で相談できる分野は全部で8分野。以下で詳しく紹介します。

 

ベンナビ相続|遺産相続について土日に無料電話相談できる

ベンナビ相続

遺産相続について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ相続」がおすすめです。

相続トラブルの解決には専門的な知識が欠かせません。加えて、親族間の感情が絡むことで問題が複雑になりやすいのも特徴です。

  • 遺産分割の協議がスムーズにまとまらない
  • 遺言の内容に納得できず不安を感じている
  • 特定の相続人だけが多くの財産を得ようとしている

このような悩みを抱えているなら、弁護士に早めに相談することが解決への最短ルートになります。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ相続で
遺産相続が得意な弁護士を探す

ベンナビ離婚|離婚問題について土日に無料電話相談できる

ベンナビ離婚

離婚問題について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ離婚」がおすすめです。

離婚を決意した方や、相手から離婚を切り出された方の多くが直面するのは、財産分与・親権・養育費・慰謝料など、決めなければならない数多くの課題です。

離婚は思っている以上に準備が必要で、証拠の確保や取り決めの内容次第で、将来の生活にも大きな影響を及ぼします。

さらに、夫婦間の話し合いが感情的になり、冷静な交渉が難しくなるケースも少なくありません。

  • 子どもの親権をどちらが持つか
  • 養育費の金額や支払い期間
  • 財産分与の割合
  • 慰謝料の有無や金額

こうした重要な取り決めは、法律の専門家である弁護士に相談することで、安心して進められます。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
離婚問題が得意な弁護士を探す

ベンナビ交通事故|交通事故について土日に無料電話相談できる

ベンナビ交通事故

交通事故について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ交通事故」がおすすめです。

突然の事故に遭い、心身ともに大きなダメージを受けている中で、加害者側の保険会社と自分ひとりで交渉するのは大きな負担です。

実際、保険会社が提示する示談金額は、弁護士が介入した場合の基準よりも低く抑えられているケースが少なくありません。

そのまま受け入れてしまうと、本来受け取れるはずの賠償金を逃してしまう可能性もあります。

弁護士に相談すれば、慰謝料・示談金・損害賠償金などを適正な基準で再計算し、納得のいく形で請求できます。

  • 保険会社から提示された慰謝料に納得できず、増額を求めたい
  • 過失割合や後遺障害等級の判断が正しいか確認したい
  • 示談成立までの流れが分からず、交渉を有利に進めたい
  • まだ通院中なのに、保険会社から治療費の打ち切りを迫られている

こうした問題を解決し、適正な賠償金を得るためにも、交通事故に強い弁護士へ早めに相談することが大切です。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ交通事故で
交通事故が得意な弁護士を探す

ベンナビ債務整理|債務整理について土日に無料電話相談できる

ベンナビ債務整理

借金などの債務整理について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ債務整理」がおすすめです。

借金の返済に追われ、精神的に追い詰められていませんか。債務整理は、法的に借金問題を解決し、生活を再建するための正当な手続きです。

弁護士に相談すれば、督促や取立がすぐに止まり、心の負担を軽くできる大きなメリットがあります。

  • 借金が膨らみ、毎月の返済が苦しい。少しでも減らしたい
  • 業者からの取立に追い込まれていて、今すぐ止めたい
  • 借金は整理したいが、マイホームや財産は手放したくない
  • 家族や職場に知られずに解決したい

債務整理には 過払い金請求・任意整理・個人再生・自己破産 の4つの方法があります。どの手続きが最も負担を減らし、早く解決につながるのかは状況によって異なります。

一人で抱え込まず、債務整理の専門知識を持つ弁護士に早めに相談してみましょう。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ債務整理で
債務整理が得意な弁護士を探す

ベンナビ刑事事件|刑事事件について土日に無料電話相談できる

ベンナビ刑事事件

刑事事件について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ刑事事件」がおすすめです。ご本人やご家族が逮捕されてしまった場合、その後の対応が将来を大きく左右します。

刑事事件は時間との勝負であり、とりわけ逮捕直後の72時間は、その後の身体拘束が続くかどうかを決める重要な期間です。

このような緊急性の高い場面では、24時間・土日対応している弁護士を探すことが不可欠です。

  • 家族が突然逮捕され、どう対応すればよいのかわからない
  • 前科や逮捕歴を残さず、不起訴や執行猶予を目指したい
  • 被害者と示談を成立させたい
  • 少しでも早く釈放・保釈してほしい

刑事事件において「様子を見てから判断する」という選択は非常にリスクが高いものです。上記のような状況に当てはまる場合は、できる限り早い段階で弁護士に相談されることを強くおすすめします。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ刑事事件で
刑事事件が得意な弁護士を探す

ベンナビ労働問題|労働問題について土日に無料電話相談できる

ベンナビ労働問題

労働問題について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ労働問題」がおすすめです。

会社という大きな組織を相手に、個人だけで問題を解決するのは容易ではありません。労働者として正当な権利を守るためには、労働問題に精通した弁護士のサポートが欠かせません。

実際、弁護士が雇用者側との交渉に入ることで、問題がすぐに解決に向かうケースも多々あります。

  • 長時間残業をしているのに、残業代が一度も支払われていない
  • 正当な理由や予告もなく不当に解雇された
  • セクハラ・パワハラの証拠があり、慰謝料請求を考えている
  • 家族が過労死し、会社の責任を追及したい

このような深刻なトラブルを解決する第一歩は、できるだけ早い段階で弁護士に相談することです。迷っている間にも状況が悪化してしまうことがありますので、まずはお気軽にご相談ください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ労働問題で
労働問題が得意な弁護士を探す

ベンナビ債権回収|債権回収について土日に無料電話相談できる

ベンナビ債権回収

債権回収について弁護士に無料で電話相談したい方には「ベンナビ債権回収」がおすすめです。

「取引先が売掛金を支払ってくれない」「個人に貸したお金が返ってこない」

こうした未回収の債権問題は、事業の資金繰りを圧迫したり、大きな精神的負担となったりと、深刻な影響を及ぼします。

債権回収では、内容証明郵便の送付や交渉に始まり、それでも解決しなければ訴訟提起など、法的手続きが必要となるケースも少なくありません。

だからこそ、早めに弁護士へ相談し、状況に応じた適切な対応をとることが重要です。

  • 取引先の売掛金が滞り、訴訟を検討している
  • 患者からの未払い医療費を回収したい
  • 裁判で決まった慰謝料や養育費が支払われない
  • 入居者が長期間家賃を滞納している

弁護士であれば専門的な法律知識に加え、代理人として裁判に対応することも可能なため、債権回収の手段が大きく広がります。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ債権回収で
債権回収が得意な弁護士を探す

ベンナビ不倫慰謝料|不倫慰謝料について土日に無料電話相談できる

ベンナビ不倫慰謝料

不倫の慰謝料について無料で電話相談したい方には「ベンナビ不倫慰謝料」がおすすめです。

パートナーの不倫による慰謝料請求や、逆に請求を受ける場合など、不倫をめぐるトラブルは大きな精神的負担となり、感情的な対立に発展しやすいものです。

当事者同士だけで冷静に解決することは現実的に困難なケースが少なくありません。

法的に適正な金額の慰謝料を請求、あるいは減額するためには、弁護士に交渉を依頼することが賢明な判断と言えます。

  • 配偶者の不倫相手に慰謝料を請求したい
  • 不倫相手の配偶者から高額な慰謝料を請求されている
  • 慰謝料の相場や妥当な金額を知りたい
  • 裁判を避け、できるだけ早期に解決したい

不倫慰謝料の問題は、感情だけでなく法律的な知識と冷静な対応が不可欠です。まずは一人で悩まず、弁護士にご相談ください。

弁護士に無料電話相談ができるその他の窓口

弁護士ポータルサイトの他にも、弁護士に無料で電話相談できる窓口はいくつか存在します。

それぞれに特徴や利用条件があるため、ご自身の状況に合わせて検討してみるのもよいでしょう。

相談窓口 土日相談 電話相談
法テラス 不可 可能
市役所・区役所 原則として不可 できる場合がある
弁護士会 できる場合がある できる場合がある

これらの窓口は公的機関が運営しているため信頼性が高い反面、収入要件が設けられている場合がある、土日や電話での相談は限られるといった制約があるのも事実です。

それぞれの窓口の詳細について、詳しく見ていきましょう。

法テラス|収入・資産の一定条件を満たす方は無料相談可能

収入や資産が一定の基準を満たせば、法テラスで無料相談を受けられます。

法的トラブルかどうか判断できない場合でも、まずは電話で問い合わせることが可能です。

法テラスは、国が設立した公的機関で、条件を満たす方は同一案件について最大3回まで無料で弁護士に相談できます。

利用基準は以下のとおりです。

家族人数 収入基準 資産基準
生活保護の基準に定める一級地 そのほか 地域共通
一人 200,200円 182,000円 180万円
二人 276,100円 251,000円 250万円
三人 299,200円 272,000円 270万円
四人 328,900円 299,000円 300万円

ただし、法テラスの相談窓口は平日の日中が中心で、電話相談や土日の対応は限られています。

利用条件や予約方法は、公式サイトやサポートダイヤル(0570-078-374)で確認しておくと安心です。

なお、法テラスでは「特定の分野に詳しい弁護士を指定したい」といった希望には応じてもらえません。

また、取り扱うのは民事事件に限られ、刑事事件の相談はできない点にも注意が必要です。

市役所・区役所|一般的な法律相談がしたい人向け

一部の自治体では、電話による法律相談を特別に実施しているところもあります。

たとえば横浜市では、市民相談室での法律相談を電話と窓口で受け付けています。(予約は年度内に一人2回まで)

自治体に相談する最大のメリットは、気軽に利用できる点です。

相続・離婚・金銭トラブルなど、日常生活に関わる法律問題について、専門家の意見を手軽に聞ける貴重な機会となります。

ただし、相談時間は1回あたり20〜30分程度と短いため、複雑な内容や緊急性の高いトラブルには向きません。

また、弁護士を自分で選ぶこともできません。

利用する際は、お住まいの市区町村のホームページや広報誌で「法律相談」の案内を確認し、開催日時・予約方法・相談内容の範囲をチェックしてみてください。

弁護士会|相談内容や経済状況により無料相談も可能

各都道府県に設置されている弁護士会でも、一部の地域では土日祝日に対応可能な無料電話相談を実施しています。

たとえば東京都では、弁護士会が運営する法律相談センターの無料電話相談を利用でき、対応した弁護士にそのまま面接相談の予約や事件の依頼をすることも可能です。

利用を検討する際は、お住まいの地域の「〇〇県弁護士会」で検索し、法律相談センターの公式サイトを確認してみましょう。

地域やテーマによっては、土日に無料電話相談を実施しているケースもあります。

ただし、弁護士会の相談は法テラスや市役所と同じく、相談時間が15〜20分程度と短いこと、弁護士を指定できないことには注意が必要です。

土日の無料電話相談に対応している法律事務所の探し方

土日の無料電話相談に対応している法律事務所は、どのように見つければよいのでしょうか。

ここでは、土日の無料電話相談に対応している法律事務所の探し方についてそれぞれ解説していきます。

1.インターネットで検索する

弁護士を探す最も手軽な方法は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って直接探すことです。

例えば「弁護士 無料相談 土日 電話 東京」や「離婚相談 休日 電話無料」といったキーワードを組み合わせて検索すれば、条件に合う法律事務所を見つけやすくなります。

この方法のメリットは、法律事務所の公式サイトを直接確認できる点です。

弁護士の経歴や取り扱い事例を事前に知ることができ、自分に合うかどうかを判断しやすいでしょう。

ただし、検索結果の上位に表示される事務所が必ずしも自分のニーズに合っているとは限りません。

実際には複数のサイトを確認し、相談可能な曜日・時間や無料相談の範囲を比較検討する必要があり、どうしても一定の手間と時間がかかる点はデメリットといえます。

2.ポータルサイトを利用する

より効率的に法律事務所を探したい場合は、弁護士ポータルサイトの利用がおすすめです。

ポータルサイトとは、全国の法律事務所の情報を集約したウェブサイトのことで、この記事でも紹介した「ベンナビ」などが代表例です。

1番のメリットは、条件を絞って効率よく検索できる点です。

お住まいの地域や相談したい分野(離婚や相続など)を選び、「土日祝対応」「初回相談無料」「電話相談可」などの条件にチェックを入れるだけで、希望に合った法律事務所を一覧で表示してくれます。

さらに、複数の事務所の情報を同じフォーマットで比較できるため、どこが自分の希望に合っているか直感的に判別できます。

個別にサイトを探す手間が省け、忙しい方でも短時間で自分に合った相談先を見つけられるでしょう。

弁護士との無料電話相談を有効活用するための4つの準備

弁護士との無料電話相談を有効活用するための4つの準備

無料相談は時間が限られていることが多いため、準備をせずに臨むと、本当に聞きたいことが聞けずに終わってしまう可能性があります。

ここでは、相談時間を最大限に有効活用するために、準備すべき4つのことを解説します。

1.相談内容や質問事項をまとめておく

限られた時間の中で的確なアドバイスをもらうためには、相談したい内容の要点や、弁護士に質問したいことを事前にメモしておくことが重要です。

  • 現在の状況で最も困っていることは何か
  • 最終的にどういう状態になることを望むか(例:離婚したい、お金を返してほしい)
  • 弁護士に何を知りたいか(例:慰謝料はいくら取れるか、今後の手続きの流れは?)

このように、事前に頭の中を整理し、箇条書きでも良いので書き出しておきましょう。

そうすることで、話が脱線することなく、スムーズに本題に入ることができます。

2.事件の経緯や関係者を整理しておく

トラブルの内容を弁護士に正確に理解してもらうために、これまでの経緯を時系列で整理しておきましょう。

「いつ、どこで、誰が、何をしたのか」を簡潔にまとめたメモを作成しておくと、口頭での説明がしやすくなります。

例えば、以下のような形式です。

  • 2024年5月10日:〇〇(相手の名前)から、〇〇という内容のメールを受け取る。
  • 2024年6月1日:〇〇と直接会い、〇〇について話し合った。
  • 2024年7月15日:〇〇から内容証明郵便が届いた。

また、登場人物(関係者)の氏名や関係性も明確にしておくと、弁護士が状況を素早く把握しやすくなります。

3.事件に関係する資料は手元に用意しておく

弁護士に相談する際には、証拠が必要となります。

電話相談では弁護士に直接資料を見せることはできませんが、相談中に内容を確認できるよう、関係する資料はすべて手元に揃えておきましょう。

  • 契約書、合意書、念書など
  • 相手方とのメールやLINEのやり取り
  • 内容証明郵便、訴状など裁判所からの書類
  • 診断書、写真、録音データなど

弁護士から「契約書には何と書かれていますか?」「そのメールの日付はいつですか?」といった質問があった際に、すぐに確認して答えられるように準備しておくことで、より具体的で的確なアドバイスを得られやすくなります。

4.メモの用意をしておく

相談中は、弁護士からのアドバイスや専門用語など、重要な情報を聞き逃さないように、必ずメモを取る準備をしておきましょう。

電話をしながらメモが取れるように、ペンとノート、あるいはパソコンのメモ帳機能などをあらかじめ開いておきます。

特に、以下のようなアドバイスは忘れずに記録しておくことが大切です。

  • 今後の見通し
  • 考えられるリスク
  • 次に取るべき行動
  • 必要な証拠

相談後に冷静になってメモを見返すことで、今後の行動を整理し、落ち着いて次のステップに進むことができます。

メモが苦手な方は、弁護士の了解を得たうえで録音するのもおすすめです。

弁護士との電話相談で失敗しないために知っておくべき注意点

弁護士との電話相談で失敗しないために知っておくべき注意点

手軽で便利な電話相談ですが、対面での相談とは異なる注意点も存在します。

無料相談でがっかりしないためにも、あらかじめその限界と特徴を理解しておくことが大切です。

ここでは、弁護士との電話相談で失敗しないために知っておくべき注意点を解説します。

1.対面相談に比べて相談時間が短い

電話相談は対面相談に比べて、相談時間が短いことも少なくありません。

多くの法律事務所では、一人あたり15分から30分程度が一般的です。同じ問題については「年間〇回まで」という制限回数が定められていることもあります。

そのため、長々と事情を説明していると、肝心のアドバイスをもらう時間がなくなってしまいます。

時間を有効に使うには、事前に要点を整理したメモを用意し、簡潔に状況を伝えられるように準備しておくことが大切です。

まずは結論から話し、弁護士からの質問に的確に答えることを心がけましょう。

2.具体的なアドバイスは期待できない

弁護士との電話相談では、具体的なアドバイスを得るのは難しい場合が多いです。

無料の電話相談は、あくまで問題解決の方向性や法的な見通し、一般的な解決策を知るための「きっかけ」と捉えましょう。

弁護士は、限られた情報の中では断定的な判断をすることはできません。

「絶対に勝てます」「慰謝料は〇〇万円取れます」といった具体的な約束は得られないことがほとんどです。

相談は、ご自身の状況を法的な観点から整理し、今後どのように動くべきか、正式に依頼する必要があるかを見極めるための場と考えましょう。

3.証拠を直接確認してもらうことができない

電話相談の大きな制約の一つは、契約書や写真、メールの文面といった証拠資料を弁護士に直接見てもらえない点です。

トラブルの解決には証拠が極めて重要ですが、電話ではその内容を口頭で伝えるしかありません。

そのため、弁護士はあくまであなたの説明に基づいた一般的なアドバイスしかできません。

より踏み込んだ具体的なアドバイスが必要な場合は、資料を持参して対面での相談を予約する必要があることを理解しておきましょう。

4.債務整理などの相談は必ず面会が必要になる

弁護士が債務整理(任意整理・自己破産・個人再生など)の依頼を受ける際には、依頼者と直接面談することが日本弁護士連合会の規定で義務付けられています。

依頼者の生活状況や意思を正確に把握し、最適な手続きを選択する必要があるためです。

そのため、土日に行われる無料電話相談では、債務整理の種類や大まかな流れを確認する「入口」としての利用にとどまります。

最終的に依頼を進める際には、平日の日中に法律事務所を訪ね、弁護士と直接会って相談する必要があることを覚えておきましょう。

さいごに|弁護士との無料電話相談は忙しい方におすすめの相談方法!

法的トラブルは、一人で抱え込んでいるだけでは解決しません。

本記事でご紹介したように、弁護士ポータルサイトなどを活用すれば、ご自身の悩みに合った、信頼できる相談先を効率的に見つけることができます。

もちろん、無料の電話相談には時間的な制約などの限界もあります。

しかし、事前にしっかりと準備をして臨めば、今後の見通しを立て、次にとるべき行動を明確にするための有益なアドバイスを得られるはずです。

まずは勇気を出して、電話をかけてみてください。

専門家である弁護士に話を聞いてもらうだけで、絡まっていた問題が整理され、精神的な負担も軽くなることでしょう。

この記事が、あなたの問題解決への第一歩を後押しできれば幸いです。

この記事をシェアする
この記事の監修者
江戸川葛西相続法律事務所
菊地 正志 (第一東京弁護士会)
当職は、税理士、公認会計士準会員の資格をもつ、会計に強い弁護士です。相続で株式や不動産の扱いにお困りの方や、遺産分割協議でもめている方は、当職へご相談ください。
ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)編集部
編集部

本記事はベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

弁護士に法律相談に関する人気コラム

弁護士に法律相談に関する新着コラム

相談内容から弁護士を探す
相談員

相談内容を選択してください

金アイコン
もらえる慰謝料を増額したい方
弁護士の方はこちら
損をしない相続は弁護士にご相談を|本来もらえる相続対策も、弁護士が適正に判断|あなたの状況に合った損をしない解決方法を、遺産相続に強い弁護士がアドバイスいたします。