遺言書作成についての相談実績
お寺での出張法律相談を受けることが多く、檀家さんや地域住民の方から、「相続をどうすれば良いかわからない」と相談を受けることが多々あります。
相続に関連する相談の中でも、4割程度は被相続人の方からの遺言書に関するご相談です。
ご相談を受けたら、まずはご自身の財産を全て書き出していただき、相続の対象になる財産をしっかり把握していただきます。
その後、各ご家庭の事情や、ご相談をいただいた方の思いを整理し、どのように分配していくかを決めていただきます。
財産の把握と意向がハッキリとしたら、あとは遺言書を書くだけです。もちろん、遺言書の書き方や形式なども、しっかりとアドバイスさせていただいております。
遺言書について相談いただいた多くの方は、そのまま遺言執行者としてご指名くださいます。いざというときのために備え、しっかりと意向に沿うようにお手伝いさせていただきます。
相続発生時の紛争についてお手伝いをすることもございます
遺言書の作成・遺言執行に関するご相談と同じくらいに、相続発生時のご相談を伺うことがございます。
その中でも6割程度は紛争に発展しておりますが、遺言書など被相続人の強い意思が無い限り、原則は法定相続分に則った相続を提案させていただきます。
共同相続人の方が不当な相続を主張されている場合、調停を提起して、ご納得いただくこともございます。
また想定よりも財産が少なかったり、共同相続人のどなたかが財産を隠していたりする可能性があれば、証券会社や銀行などに問い合わせ、お金の流れを洗い出すといった調査も行うことがございます。
法律・日常における様々な相談をお受けしております
お寺への出張相談をさせていただく中で、檀家さんやお寺の地域住民の方から、さまざまな相談をお受けしています。
相続のことはもちろんですが、借地・借家に関する相談なども多くお受けしています。例えば不当な立ち退きや、法外な更新料を求められているといった相談です。
またご近所トラブルなどの、日常に関する相談をお受けすることもあります。ご近所のゴミ屋敷問題や、土地の境界線の問題などです。
ご状況や希望に応じて、適宜アドバイスをしたり、ご依頼いただき交渉・手続きをさせていただいたり、臨機応変な対応をいたします。
具体的な解決に導ける僧侶を目指しています
私自身が寺院の出身で、檀家の方からイジメや相続のお悩みをお寄せいただくことがございました。
真摯にお話を伺うことでお助けできる場合もありますが、「より具体的な解決や対処をアドバイスができれば」と考え、弁護士を目指しました。
中学生のころに決意し、家族も賛同・応援をしてくれたおかげで、現在このように僧侶と弁護士の二足のわらじを履かせていただいております。
丁寧に話を伺う正直で誠実な弁護士です
弁護士の仕事は、まずご相談者様のお話をしっかりと伺うことから始まります。さまざまなお話を伺い、ご本人の本質的な意向を理解し、お心に寄り添うアドバイスをさせていただきます。
また過度な期待を持っていただくことはリスクになる可能性があるため、法律のプロとして、ご意向に沿うことが難しいと思う場合には、その旨を説明させていただきます。
実際のところ、ご依頼さえいただければ、弁護士は費用を請求できます。ただし私は、ご相談者様にとって損になることであれば、正直に説明して、依頼を勧めないこともございます。
昔ほど弁護士の敷居は高くありません
20年ほど前までは、弁護士の人数が限られており、弁護士への相談は敷居が高いものでしたが、近年では弁護士が増員されています。
費用について心配がございましたら、法テラスの法律扶助制度といった制度もあります。
「こんな些細なことをわざわざ弁護士に…」と思わず、少しだけ勇気を出して弁護士に話をお聞かせください。
仮に問題が重大なものであったとしたら、後になるほど不利になることがほとんどです。転ばぬ先の杖ではありませんが、早め早めにご相談いただけますと幸いです。
不安なことや疑問があれば、わかりやすく説明させていただきますので、気負わずにご相談ください。