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弁護士へのメール無料相談|おすすめ窓口やすぐ使える例文を徹底解説

弁護士へのメール無料相談|おすすめ窓口やすぐ使える例文を徹底解説
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  • 「メールで弁護士に無料相談できる事務所はどう探せばいい?」
  • 「相談メールを送るときに注意すべきポイントは?」

近年は、法律相談も電話や対面だけでなく、メールで気軽に行えるようになりました。

とはいえ、どの窓口を選べばよいのか、相談する際にどんな点に気をつけるべきか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、無料で弁護士にメール相談できるおすすめの窓口を紹介するとともに、相談をスムーズに進めるコツや、トラブル内容ごとに押さえておきたいポイントを解説します。

すぐに使える相談メールの例文も紹介しているため「法律の専門家に相談したいけれど、ハードルが高い」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。

無料メール相談をうまく活用し、解決へのきっかけをつかみましょう。

目次

【結論】弁護士へメールで無料相談なら「ベンナビ」がおすすめ

ベンナビ

メールで無料相談できる弁護士を探すなら「ベンナビ」がおすすめです。

ベンナビ」は、全国の弁護士や法律事務所を簡単に比較・検索できるポータルサイトです。

ベンナビの1番の魅力は、自分に合った弁護士を効率よく見つけられること。

お住まいの地域と相談分野(相続・離婚・交通事故など)を選んで検索すれば、メール相談に対応している弁護士をすぐに見つけられます。

複数の弁護士を一覧で比較できるため、「費用や得意分野が合わずに失敗した…」というミスマッチを防げます。

土日や夜間対応の弁護士も多く掲載されているため、平日昼に時間が取れない方でも、早めに行動に移せます。

ベンナビを使えば「弁護士探しに時間をかけすぎて相談が遅れる」「合わない弁護士を選んでしまう」といったリスクを避けながら、最短ルートで自分に合う弁護士にたどり着けるでしょう。

「ベンナビ」で相談できる分野は全部で8分野

弁護士の専門分野は多岐にわたりますが、「ベンナビ」では8分野から相談内容に合った弁護士を探せます。

各分野に特化した弁護士が対応してくれるため、安心して相談できるでしょう。

対応分野 相談できる内容
ベンナビ相続 相続トラブル、遺産・財産の使い込み、遺産分割、遺留分、相続放棄、遺言書、代襲相続、成年後見、不動産の相続、相続人調査、相続財産調査、相続登記、家族信託、事業承継
ベンナビ離婚 離婚前相談、離婚協議、離婚調停、財産分与、親権、養育費、DV、モラハラ、国際離婚、不倫・離婚慰謝料、離婚裁判、面会交流、離婚手続、別居、男女問題、熟年離婚、婚姻費用
ベンナビ刑事事件 性犯罪、痴漢・わいせつ、買春・援助交際、盗撮・のぞき、レイプ・強姦・不同意わいせつ、児童ポルノ・児童買春、暴行罪・傷害罪、正当防衛、殺人罪、恐喝罪・脅迫罪、器物損壊罪、窃盗罪・万引き、横領罪・背任罪、住居侵入罪、詐欺罪、賭博・裏カジノ・闇スロット、薬物・大麻、覚せい剤、ひき逃げ・当て逃げ、少年事件
ベンナビ債務整理 任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求、時効援用、闇金問題、法人(会社)破産、住宅ローン、カードローン・クレジット会社、借金返済相談・交渉、消費者金融・サラ金、相談料無料、分割・後払い可能
ベンナビ労働問題 残業代請求、不当解雇、解雇予告、内定取消、雇い止め、労働災害、労働審判、ハラスメント、退職代行、給与未払い、退職金未払い
ベンナビ交通事故 慰謝料・損害賠償、示談交渉、過失割合、死亡事故、後遺障害、むちうち、休業損害、自動車事故、自転車事故、バイク事故、人身事故
ベンナビ債権回収 売掛金、業務請負・委託代金、家賃・地代、給料・賃金・残業代、借金・貸金・出資、養育費・慰謝料、立替金、投資詐欺、差押・仮差押、遅延損害金、債権額100万円未満、その他の債権
ベンナビIT 掲示板・SNS削除、口コミ・レビュー削除、発信者情報開示請求、ネット誹謗中傷、名誉毀損、私的情報・画像流出、リベンジポルノ、著作権・商標権侵害、IT・ネット法務、逮捕・犯罪歴記事の削除

「ベンナビjp Q&A」もおすすめ|24時間いつでも投稿可能

ベンナビjp Q&A

「いきなり弁護士に相談するのは少し気が引ける」「まずは気軽に専門家の話を聞いてみたい」と感じる方には「ベンナビjp Q&A」がおすすめです。

ベンナビjp Q&A」は、24時間いつでも質問を投稿でき、経験豊富な弁護士が無料で回答してくれるサービスです。

あなたの悩みが法的にどのような問題なのか、今後どう対処すべきかといった具体的なアドバイスを得られます。

他の人が質問した法律相談も検索・閲覧できるため、自分と似たような状況の解決事例を参考にすることも可能です。

正式な相談が必要かどうかの判断材料としても活用でき、その後の対応方針を決める参考にもなるでしょう。

ベンナビでメール無料相談に対応した弁護士に相談する際の流れ

ベンナビでメール無料相談に対応した弁護士に相談する際の流れ

ベンナビでメール無料相談に対応した弁護士に相談する際の流れを、3つのステップにわけてご紹介します。

準備から相談まで、スムーズに進められるよう各ステップで押さえるべきポイントもあわせて見ていきましょう。

STEP①「お住まいの地域」と「相談したい内容」を選択し検索する

STEP①「お住まいの地域」と「相談したい内容」を選択し検索する

ベンナビ」のトップ画面で「お住まいの地域」と「相談したい内容」を選び、「検索」ボタンをクリックします。

検索ボタンをクリックすると、指定した条件に合う法律事務所が一覧で表示されます。

なお、地域を選ばない場合は、全国対応の弁護士が表示されます。

また、希望にあわせて「初回の面談相談無料」「休日相談可能」など検索条件を細かく設定することで、より自分のニーズに合った弁護士を効率的に見つけられます。

STEP②検索結果から相談したい弁護士を選ぶ

STEP②検索結果から相談したい弁護士を選ぶ

次に、検索結果の一覧から相談したい弁護士を探します。

それぞれの事務所ページでは、弁護士のプロフィールや経歴・得意分野・過去の解決事例・料金体系などを確認できます。

複数の事務所を比較しながら、あなたの話を親身に聞いてくれそうか、信頼できそうかといった観点で、じっくりと検討しましょう。

STEP③相談したい内容をメールで送信する

STEP③相談したい内容をメールで送信する

相談したい弁護士が決まったら、いよいよメールの作成と送信です。

「メール問い合わせ」ボタンをクリックし、表示されるフォームの案内に従って必要事項を入力していきましょう。

相談内容は、これまでの経緯や現在の状況、そして弁護士に何を聞きたいのかを具体的に書くことが大切です。

事前にご自身の状況を整理しておきましょう。

メッセージを送信したあとは、弁護士からの返信を待ちます。

内容が複雑な場合や、より詳しい聞き取りが必要だと弁護士が判断した場合には、メールでのやり取りから対面やオンラインでの面談へと移ることもあります。

弁護士にメールで無料相談する3つのメリット

メールでの相談には、対面や電話にはない独自のメリットが多く存在します。

特に、日中は忙しくて時間が取れない方や、口頭でうまく説明できるか不安な方にとって、メール相談はとても有効な方法です。

ここでは、メールで無料相談する具体的な3つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

①時間や場所を選ばない

メール相談の大きな魅力は、時間や場所を選ばない点です。

スマートフォンやパソコンさえあれば、24時間いつでも自分のペースで相談できます。

また、弁護士事務所が遠方にあっても問題ありません。

距離を気にせずに相談できるので、わざわざ事務所まで出向く手間もなく、時間的・身体的な負担を大きく減らすことができます。

利用シーンの例
  • 子どもが寝静まった深夜に、落ち着いて相談内容を書ける
  • 仕事の休憩時間に、スマホから気軽に送信できる
  • 移動中や自宅など、好きな場所から相談できる

②心理的なハードルが低く落ち着いて相談できる

「弁護士に直接話すのは緊張してしまう」と感じる方は少なくありません。

メール相談なら、心理的なハードルが低く気軽に利用できるのが大きなメリットです。

電話や対面では、緊張のあまり話したいことを忘れてしまったり、うまく状況を説明できなかったりすることがあるでしょう。

しかしメールなら、自分のペースで文章を作成できるため、伝えたい内容を整理しながら落ち着いて相談できます。

「まずは弁護士の意見を軽く聞いてみたい」という段階でも問題ありません。

法律相談が初めてで不安を感じている方にとって、最初の一歩として試しやすい方法といえるでしょう。

利用シーンの例
  • 話すと緊張してしまう内容も、文章なら落ち着いて整理できる
  • 初めての法律相談でも「まずは文章で送るだけ」なら気軽に挑戦できる
  • 相談内容を一度書き直して、抜け漏れなく伝えられる

③相談内容をあとから何度でも見直せる

メール相談のもうひとつの大きなメリットは、弁護士とのやり取りが文章として記録に残ることです。

対面や電話での相談では、専門的な法律用語やアドバイスの内容を一度で全て記憶するのは難しい場合があります。

メモを取っていても、あとから見返したときに正確に思い出せないこともあるでしょう。

しかし、メールであれば、弁護士からの回答をいつでも好きな時に読み返せます。

アドバイスの内容を正確に再確認できるため、今後の対応を考える際にとても役立ちます。

相談内容と弁護士からの回答がセットで残るため、情報の整理がしやすく、落ち着いて次の行動を考えられるでしょう。

利用シーンの例
  • 家族や同僚に正確に説明でき、判断に迷ったときも見直せる
  • 専門用語を後でゆっくり調べながら理解を深められる
  • 後日、別の相談をするときに過去のやり取りを見返せる

弁護士にメールで無料相談するデメリット

メールでの無料相談は手軽で便利な一方、いくつか注意すべきデメリットもあります。

相談の内容によっては、必ずしも最適な手段とは言えない点を理解しておくことが大切です。

メール相談が不向きなケースの例
  • 複雑な事情が絡んでいる問題
  • 一刻を争うような緊急性の高い相談
  • 文章だけでは伝えにくいニュアンスを含む内容

これらに該当する場合、メール相談だけでは十分な対応が得られない可能性があります。

また、メールは24時間いつでも送信できますが、必ずしもすぐに回答が得られるわけではありません。

さらに、多くの法律事務所では、無料相談といっても匿名での利用は難しい場合があることも知っておきましょう。

弁護士へのメール無料相談はこんな人におすすめ!

メールでの無料相談は、メリットとデメリットを理解した上で活用すれば、とても有効な方法です。

特に、以下のような状況や希望をお持ちの方には、メール相談がおすすめです。

  • 日中に仕事や家事で忙しく、対面相談の時間を確保するのが難しい人
  • 弁護士と直接話すのは緊張するため、まずは文章で落ち着いて相談したい人
  • 相談内容が複雑で、口頭でうまく説明できるか自信がない人
  • 弁護士からのアドバイスをあとから読み返せるようにしたい人
  • 遠方の弁護士にも相談してみたいと考えている人

これらの項目に一つでも当てはまる方は、メールでの無料相談を検討してみる価値があるでしょう。

弁護士へのメール無料相談で失敗しない3つのポイント

弁護士にメールで無料相談をする際は、ただやみくもに文章を送るだけでは、的確なアドバイスを得られない可能性があります。

大切なのは、「多忙な弁護士にとって読みやすく、かつ相談内容が正確に伝わるような工夫をすること」です。

これからご紹介する3つのポイントを押さえるだけで、メールの質が格段に向上します。ぜひ意識してみてください。

①件名で相談内容を明確にする

件名には、以下の3つを必ず含めるようにしましょう。

  • 「【無料法律相談】」といった用件
  • 具体的な相談内容
  • ご自身の名前

多忙な弁護士は、日々多くのメールを受け取っています。

埋もれてしまわないためにも、弁護士が一目でメールの内容を把握できるよう、件名を工夫することが重要です。

例えば、「【無料法律相談】離婚に伴う養育費の件(アシロ太郎)」のように書けば、弁護士はメールを開く前に誰からのどのような相談かをおおよそ理解できます。

一方で、「相談です」「助けてください」といった件名は、内容がわかりにくく後回しにされてしまう可能性があります。

ビジネスメールの基本マナーとしても、件名で用件を明確にすることは重要です。

②本文で事実を時系列に整理する

本文を作成する際は、起きた出来事を時系列に沿って整理し、具体的に書くことを心がけましょう。

弁護士が的確な法的アドバイスをするためには、感情的な訴えよりも、客観的な事実関係が欠かせません。

「誰が」「いつ」「どこで」「何をしたか」といった5W1Hを意識すると、状況がより明確に伝わります。

例えば、「〇年〇月〇日、勤務先の会議室で上司から退職勧奨を受けました」などと書くとよいでしょう。

おすすめの構成は次の3ステップです。

  • 相談内容の要点を簡潔に述べる
  • トラブルの経緯を時系列で説明する
  • 現在の状況を伝える

この流れで書けば、弁護士は事実関係をスムーズに把握でき、より適切なアドバイスを受けやすくなります。

③質問事項を箇条書きにする

質問したいことは、本文の最後に箇条書きで簡潔にまとめることをおすすめします。

弁護士に聞きたいことが複数ある場合、それらを本文の中に含めてしまうと、要点が分かりにくくなり、弁護士が見落としてしまう可能性があるためです。

箇条書きにまとめることで、弁護士は何に回答すれば良いのかをしっかり把握でき、的確かつ漏れのない返信をしやすくなります。

また、「今後どうしたらいいでしょうか?」という漠然とした質問ではなく、以下のように具体的に質問を立てることで、より実践的なアドバイスが期待できます。

  • 未払いの残業代を請求することは可能でしょうか?
  • 請求にあたり、どのような証拠が必要になりますか?
  • 弁護士に依頼した場合の費用はどのくらいかかりますか?

弁護士にメールで無料相談をする場合の例文

ここまでのポイントを踏まえて、実際に弁護士へ送るメールの例文をご紹介します。

以下の例文を参考に、ご自身の状況に合わせて内容を調整してみてください。

件名:【無料法律相談】未払い残業代請求の件(アシロ太郎)

 

〇〇法律事務所
弁護士 〇〇 先生

 

初めてご連絡いたします。アシロ太郎と申します。
現在、勤務先からの未払い残業代について悩んでおり、先生にご相談させていただきたくご連絡いたしました。

 

【相談内容の要点】
3年間にわたり、月平均40時間の時間外労働に対する残業代が支払われていません。
会社に請求したいと考えています。

 

【トラブルの経緯(時系列)】
・2022年4月1日:株式会社△△に入社(営業職)
・2022年5月頃~現在:恒常的に月40時間程度の残業が発生
・2025年8月15日:上司に未払い残業代について相談したが、口頭で「うちは年俸制だから残業代は出ない」と言われ、取り合ってもらえなかった。

 

【現在の状況】
タイムカードのコピー(過去3年分)と、上司とのやり取りを録音した音声データがあります。

 

【質問事項】
・未払い残業代を請求することは法的に可能でしょうか?
・請求する場合、どのような手続きが必要になりますか?
・弁護士に依頼した場合の費用についてもお伺いできますでしょうか。

 

お忙しいところ大変恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

 

アシロ太郎
メールアドレス:suzuki.ichiro@example.com
電話番号:090-XXXX-XXXX

【相談内容別】相談メールに書くべきポイント

弁護士にメールで相談する際、基本的な書き方は同じですが、相談内容の分野によって、特に伝えておくべき重要なポイントが異なります。

ここでは、代表的な相談分野ごとに、メールに記載すべき具体的なポイントを解説していきます。

ご自身の相談内容と照らし合わせ、メール作成の参考にしてください。

離婚問題のメール

離婚について相談するときには、以下の内容を記載しましょう。

①離婚しようと思った理由
配偶者との間で発生した問題や事件、例えば家庭内暴力、経済的虐待、生活態度の不一致、不貞行為などを具体的に記載する

 

②不貞行為の場合、不倫相手の情報
不倫相手の名前、住所、職業、配偶者の有無などをできる限り詳細に記載する

 

③配偶者との離婚に関する会話の状況
配偶者との間で離婚に関してどのような話し合いがおこなわれたのか、具体的な内容や日付を書く。(例:協議離婚について話し合った場合、その結果や相手の反応など)

 

④配偶者との間の子の有無
子どもの有無、その人数、年齢を記載する

 

⑤希望する離婚条件
離婚に際して自分が希望する条件を具体的に記載します。
・財産分与:家、車、貯金、借金などの資産と負債の具体的な分配方法
・慰謝料:相手に対してどの程度の慰謝料を請求するのか、具体的な金額
・婚姻費用:離婚が成立するまでの間、婚姻費用をどのように分担するか
・親権:子どもの親権(単独親権・共同親権)をどちらが持つか
・養育費:子どもの養育費をどのように負担するか、具体的な金額と支払い方法
・面会交流:離婚後の親子の面会・交流の頻度や方法

以上の事項をしっかりと記載することで、法律相談がスムーズに進み、適切なアドバイスを受けやすくなります。

また、事前に必要な証拠や書類を準備しておくことも重要です。

例えば、不貞行為の証拠となるメールや写真、配偶者との会話記録などがあれば、それらを添付することでより具体的な相談ができます。

相続問題のメール

相続について相談するときには、以下の内容を記載しましょう。

①家族構成(相続人の構成)
具体的に誰が相続人になるのかを明確にする(配偶者、子ども、親、兄弟姉妹など)

 

②遺産の内容
不動産、現金、預貯金、株式、その他資産など、遺産となる全ての財産を詳細にリストアップする

 

③過去の生前贈与の内容
被相続人が生前におこなった贈与の詳細(何を、誰に、どれだけ贈与したか)を記載する

 

④特別受益や寄与分に関する状況
ある相続人が特別に多くの財産を受け取っている場合や、特定の相続人が被相続人の財産形成や維持に特に貢献している場合、その内容を記載する。

 

⑤遺産分割協議の状況、ほかの相続人とのトラブルの有無及び内容
現在の遺産分割協議の進行状況、ほかの相続人との間に生じている問題やトラブルについて詳細に説明する

 

⑥取得を希望する遺産
自分が特に希望する遺産の部分(具体的な資産や金額など)を明記する

相続問題は、関わる人や財産の種類が多く、複雑になりやすい分野です。

弁護士に相談する際には、家族構成を整理して伝えることが特に重要です。

あらかじめ情報が明確になっていれば、弁護士は相続関係を正確に把握でき、問題解決に向けてより的確なアドバイスを行いやすくなります。

交通事故に関するメール

交通事故について相談するときには、以下の内容を記載しましょう。

①事故が発生したときの状況
・事故が発生した場所(住所・地名)
・事故現場の詳細(写真・動画など可能であれば)
・発生日時、天候、道路状況
・当時の事故発生状況の経緯

 

②関係者・車両情報
・加害者・被害者の氏名、連絡先、運転免許証情報
・関係車両の車種、モデル、登録情報
 

③保険情報
・加害者および自分の保険会社の名称・連絡先
・保険会社への連絡日時、提出済み書類のコピー
・加害者側から提示されている損害賠償(保険金)の内容と金額

 

④損害の詳細
・車両やその他財産の損害の内容
・修理見積もり・修理費用明細
・損害賠償の見積もりや支払い済み領収書

 

⑤けが・治療の状況
・診断書や医療記録のコピー
・治療費用、リハビリ費用の明細
・今後の治療計画や必要な医療措置
・後遺症の有無や内容

 

⑥生活・仕事への影響
・事故により仕事を休んだ期間
・収入減少や経済的損失の詳細
・生活の変化や家族への影響

 

⑦法的対応
・すでに実施した法的手続きの内容
・裁判・調停の予定や進行状況

交通事故について相談する場合、事故の状況や損害を客観的に伝えることが非常に重要です。

未払い残業代に関するメール

未払い残業代について相談するときには、以下の内容を記載しましょう。

①残業代が支払われていない残業の時期、時間数、証拠の内容:
・残業が発生した具体的な期間(例:2022年4月から2023年3月まで)
・残業の具体的な時間数(例:毎月平均20時間、あるいは特定の日ごとの具体的な時間数)
・証拠の内容(例:タイムカードのコピー、勤怠記録、メールのやり取り など)

 

②会社における労働時間管理の方法や状況:
・勤怠管理システムの有無(例:ICカードシステム、手書きの出勤簿などの使用状況)
・労働時間管理における不適切な指示の有無(例:タイムカードを打刻する前に仕事を始めるよう指示された、打刻後に仕事を続けるよう指示された など)
・その他の勤務管理の問題点(例:シフト変更が頻繁におこなわれて記録が追えない、実労働時間と記録が一致しない など)

 

③未払い残業代請求に関する会社との会話の状況:
・会社へ未払い残業代の請求をおこなったか(例:口頭、メール、書面などで請求したかどうか)
・会社からの回答や対応の内容(例:「確認する」と言われたがその後何も進展がない、拒否された など)
・その具体的なやり取りの日時と内容(例:2023年5月10日に上司に相談したが、後日解決すると言われたが進展がない)

未払い残業代の請求について相談する際は、ご自身の労働実態を具体的に示すことが不可欠です。

情報が詳細であるほど、弁護士は残業代を請求できる可能性や、請求額の見込みについて、より正確な判断を下しやすくなります。

債務整理に関するメール

債務整理について相談するときには、以下の内容を記載しましょう。

①借金の状況
・借入先(銀行、消費者金融、クレジットカード会社 など)
・借入金額の総額
・滞納の有無と滞納期間
・連帯保証の有無と保証人の情報

 

②収入及び資産の状況
・月々の収入額(給与、ボーナス、その他収入源)
・所有している資産の詳細(不動産、車、貯蓄、株式 など)
・資産の評価額

 

③借金返済以外の支出の状況と返済可能額
・月々の生活費(家賃、食費、水道光熱費、通信費 など)
・その他の固定支出(保険料、教育費 など)
・返済に充てられる可能な金額

④職業
・現在の職業と勤務先
・勤務期間(現職についてどのくらい勤務しているか)

⑤手放したくない資産の有無及び内容
・手放したくない資産(例:持ち家、特定の車、家族の名義のもの など)
・その資産の現状と評価額

この情報を基に、弁護士が最適な債務整理方法(任意整理、個人再生、自己破産 など)を提案してくれます。

また、可能であれば以下のことも提示してください。

  • 過去の借金の履歴:以前の債務整理の経験があるか(内容と時期)
  • 将来の見通し:収入が増える見込みがあるか(昇進、転職、副業の予定など)

弁護士へのメール無料相談に関するよくある質問

最後に、弁護士へのメール無料相談に関して、よくある質問とその回答をまとめました。

気になる項目があれば、ぜひチェックしてみてください。

Q1. 弁護士に送った無料相談のメール内容が漏れることはある?

弁護士には、法律によって厳格な「守秘義務」が定められています。

これは、職務上知り得た秘密を正当な理由なく第三者に漏らしてはならないという義務です。

守秘義務は、正式に依頼した方だけでなく、無料相談をしただけの方にも適用されます。

つまり、契約に至らなかった場合でも、相談内容が外部に漏れることは一切ありません。

氏名・連絡先・相談内容などの個人情報は厳重に保護されますので、安心してご自身の状況を正直にお話ください。

Q2. 弁護士に無料相談のメールを送ったのに返信がないのはなぜ?

メールを送ったのに返信がないと不安になりますが、いくつかの理由が考えられます。

まず、弁護士が裁判や出張などで忙しく、すぐに返信できないケースがあります。

また、相談内容が複雑で、回答をまとめるのに時間がかかっている場合もあります。

一方で、技術的なトラブルも少なくありません。

たとえば、入力したメールアドレスに誤りがあったり、返信が迷惑メールフォルダに振り分けられてしまったりすることがあります。

数日待っても返信がない場合は、まず迷惑メールフォルダを確認してみてください。

それでも返信がなければ、再度メールを送るか、電話で問い合わせてみるのも一つの方法です。

もし1週間程度待っても連絡がないようなら、思い切って別の弁護士への相談を検討するのも良いでしょう。

Q3. 弁護士に無料相談のメールをして費用がかかることはある?

ウェブサイトなどで「無料相談」と明確に記載されている弁護士事務所に相談した場合、その相談の範囲内で費用が発生することは原則としてありません。

ただし、注意点として、無料相談の範囲は事務所によって異なります。

「初回30分まで無料」「メール相談1往復まで無料」など、条件が定められている場合があります。

無料相談の後、具体的な調査や書類作成、相手方との交渉などを弁護士に依頼する場合(委任契約を結ぶ場合)は、別途費用が発生します。

その際は、弁護士から必ず費用に関する事前説明がありますので、内容をよく確認し、納得したうえで依頼するようにしましょう。

勝手に費用を請求されることはありませんのでご安心ください。

Q4. 同じ内容を複数の弁護士に相談しても問題ないですか?

まったく問題ありません。

むしろ、より良い解決を目指すためには有効な手段です。

同じ内容であっても、弁護士によって解決方針や見解が異なる場合があります。

複数の弁護士から話を聞くことで、それぞれの意見を比較検討し、ご自身が1番納得できる、信頼できると感じた弁護士に依頼することが大切です。

これは医療における「セカンドオピニオン」と同じ考え方です。

特に、問題が複雑で今後の人生に大きな影響を与えるような場合は、複数の専門家の意見を聞いた上で慎重に判断することが望ましいでしょう。

気兼ねなく、複数の弁護士にコンタクトを取ってみてください。

まとめ

メール相談は、時間や場所を選ばず、ご自身のペースで落ち着いて悩みを伝えられる有効な手段です。

特にベンナビ」のようなポータルサイトを活用すれば、あなたの問題に合った弁護士を効率的に見つけることができます。

法的なトラブルは、一人で抱え込まずに弁護士へ相談することが解決への一番の近道です。

この記事を参考に、まずは勇気を出してメールを送ってみてはいかがでしょうか。

その一通のメールが、問題解決の大きなきっかけとなるはずです。

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この記事の監修者
江戸川葛西相続法律事務所
菊地 正志 (第一東京弁護士会)
当職は、税理士、公認会計士準会員の資格をもつ、会計に強い弁護士です。相続で株式や不動産の扱いにお困りの方や、遺産分割協議でもめている方は、当職へご相談ください。
ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)編集部
編集部

本記事はベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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