条件を絞り込む
都道府県
宮前駅で成年後見に強い弁護士 が1件見つかりました。
利用規約・個人情報保護方針・LINE利用規約に同意の上、各法律事務所にご連絡ください。
営業時間外
令和5年(2023年)分、和歌山県の被相続人数は14,535人、そのうち相続税の申告書が提出された被相続人は1,111人で、課税割合は7.6%です。
全国平均の9.9%を下回りますが、地価動向や相続登記義務化を背景に申告件数は増加傾向です。
相続税の基礎控除は『3,000万円+600万円×法定相続人数』で、これを超える財産がある場合に申告が必要になります。
和歌山県の課税価格の合計額は1,291億円で、前年比100.1%です。
申告税額の合計額は127億円で、前年比90.4%となりました。
被相続人1人当たりの課税価格は1億1,624万円、1人当たり税額は1,144万円です。
国税局管内全体の相続財産の内訳は、土地が25.3%(9,185億円)、家屋が4.8%(1,735億円)、有価証券が20.8%(7,560億円)、現金・預貯金等が36.5%(1兆3,248億円)、その他が12.7%(4,600億円)です。
土地と家屋を合わせた不動産は30.1%を占めています。
財産構成では現金・預貯金等の比率が36.5%と最大となっています。
※ 財産構成は大阪国税局管内(大阪府・兵庫県・京都府・奈良県・滋賀県・和歌山県)全体の令和5年分データで、和歌山県単独の財産構成は国税庁の公表資料に掲載されていません。
出典:国税庁『令和5年分 相続税の申告事績の概要』(大阪国税局/和歌山県分)
出典:国税庁『令和5年分 相続税の申告事績の概要』(大阪国税局管内)
和歌山県内で相続の話し合いがまとまらず家庭裁判所に持ち込まれるケースは、裁判所の司法統計年報で公表されています。
全国の遺産分割事件(調停・審判)は毎年1万5,000件前後で推移しています。
相続人の間で意見が割れたときは、早い段階で弁護士に相談し、家裁の調停も視野に入れた方針を立てると長期化を防げます。
出典:最高裁判所『司法統計年報 家事編』(遺産分割事件の動向)
和歌山県の相続では、財産構成と相続人の居住地、相続税の課税水準に関する特徴があります。
下記のポイントを踏まえて、早めに相続人と財産の全体像を整理しておくことが長期化を防ぐ鍵となります。
・和歌山県の課税割合は令和5年7.6%で、全国平均9.9%を大きく下回っています。
申告件数は前年比99.5%とわずかに減少しており、相続税が課税される案件は約13件に1件にとどまります。
大都市圏と比べて地価水準が低いことが主な要因です
・被相続人1人当たり課税価格は令和5年1億1,624万円で、前年比100.6%とほぼ横ばいです。
全国平均(約1億3,600万円)・大阪府(1億3,830万円)を下回っており、和歌山県の相続財産は比較的規模が小さい傾向にあります
・申告税額は令和4年比90.4%と減少しており、1人当たり税額も1,144万円と前年(1,259万円)から約10%低下しています。
課税割合の低さとあわせて、和歌山県では相続税負担が相対的に軽い傾向があります
・大阪国税局管内全体の財産構成では現金・預貯金等が36.5%と最大で、土地(25.3%)を上回っています。
和歌山県は農林漁業や観光資産(山林・海岸地等)を有する地域特性から、土地・農地の評価が相続財産に含まれるケースも見られます
・2024年4月の相続登記義務化により、和歌山県内の未登記不動産の整理が急務となっています。
和歌山地方法務局は本局・橋本・田辺・御坊・新宮の4支局で相談を受け付けており、相続人申告登記制度も活用できます
和歌山県で相続を相談する窓口は、紛争がある場合は弁護士、相続登記は司法書士、相続税は税理士、書類作成のみは行政書士と、案件の内容で使い分けます。
費用を抑えたい場合は、弁護士会の法律相談センターや法テラスの無料相談を利用できます。
家庭裁判所・公証役場・法務局は手続きの申立先として必ず関わる公的機関で、遺産分割調停・遺言公正証書の作成・相続登記の申請先となります。
ここでは和歌山県で利用できる公的・士業団体の相談窓口を8種類にまとめます。
和歌山弁護士会は1会体制で、和歌山市四番丁の弁護士会館を拠点として法律相談を受け付けています。
電話(073-422-4580)またはインターネット予約システム「ひまわり相談ネット」から申し込めます。
電話受付は平日9時15分〜17時(正午〜13時を除く)です。
相続・遺言・遺産分割・相続放棄・遺留分など相続全般に対応しています。
相談はインターネット予約システム「ひまわり相談ネット」での申し込みが便利です。
受付時間は平日9時15分〜17時(正午〜13時を除く)です。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山弁護士会館 | 〒640-8144 和歌山市四番丁5番地 | 073-422-4580 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
収入・資産が一定基準以下の方は、法テラスを通じて弁護士費用の立替制度と無料相談(最大3回)を利用できます。
和歌山県内には和歌山市九番丁に1か所の地方事務所があり、相続・遺言・相続放棄・遺産分割など相続分野の相談に対応しています。
電話番号は0570-078340で、営業時間は平日9時〜17時です。
法テラスの民事法律扶助(無料相談・費用立替)を利用するには、収入と資産の基準を満たす必要があります。
基準額は地域で異なり、下表は和歌山県に適用される一般地域の基準です。
収入基準は手取り月収で、家賃や医療費などの支出は別途加算されます。
資産基準は預貯金・有価証券などの合計額で、詳細は法テラス各事務所で審査されます。
相談は1案件につき最大3回まで無料で、弁護士費用の立替制度も合わせて利用できます。
| 同居家族の人数 | 収入基準(月額・手取り) | 資産基準 |
|---|---|---|
| 1人(単身) | 182,000円以下 | 180万円以下 |
| 2人 | 251,000円以下 | 250万円以下 |
| 3人 | 272,000円以下 | 270万円以下 |
| 4人 | 299,000円以下 | 300万円以下 |
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 法テラス和歌山 | 〒640-8332 和歌山市九番丁15番地 九番丁MGビル6階 | 0570-078340 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
2024年4月1日から相続登記が義務化され、相続開始を知った日から3年以内の申請を怠ると10万円以下の過料の対象となります。
和歌山県司法書士会は和歌山市岡山丁に本会を置き、司法書士総合相談センター(073-422-4272)と相続登記相談センター(073-422-0568)の2窓口で相談を受け付けています。
総合相談は平日9時〜17時・土曜13時〜16時、相続登記相談は平日10時〜15時対応です。
相続登記相談センターは平日10時〜15時(電話073-422-0568)。
田辺・橋本でも土曜に面談対応あり(事前予約要)。
相続人申告登記制度も相談対応しています。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山県司法書士会 本会 | 〒640-8145 和歌山市岡山丁24番地 | 073-422-0568 |
| 司法書士総合相談センター和歌山 月〜金 9:00〜17:00、土 13:00〜16:00 |
〒640-8145 和歌山市岡山丁24番地 | 073-422-4272 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
相続税は「3,000万円+600万円×法定相続人数」の基礎控除を超える場合に課税されます。
近畿税理士会(和歌山県を管轄)は県内2か所の税務相談センターで無料相談を実施しており、相続税・贈与税の申告、生前対策、不動産評価など幅広く対応しています。
和歌山市の和歌山県税理士会館(073-427-2081)を中心拠点とし、新宮市役所でも月1回相談を受け付けています。
開設日・開設時間・休止期間の詳細は各センターへお問い合わせください。
近畿税理士会の「もしもし税金相談室」(06-6941-6886)も利用できます。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山会場(和歌山県税理士会館) 毎月第1〜第3月曜 13:00〜16:00(祝祭日・2/1〜3/15を除く) |
〒640-8341 和歌山市湊通丁北1丁目1番3号 和歌山県税理士会館 | 073-427-2081 |
| 新宮市役所会場 毎月第3月曜 13:00〜16:00 |
〒647-8555 和歌山県新宮市春日1番1号 新宮市役所2階小会議室 | 0735-23-3333 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
遺産分割協議書・相続関係説明図の作成、戸籍収集など書類作成業務を中心に対応しています。
相続人の間に争いがある案件は弁護士の業務範囲のため、行政書士では取り扱えません。
和歌山県行政書士会は和歌山市九番丁の中谷ビルに本会を置き、電話(073-432-9775)で相談を受け付けています。
業務範囲は書類作成のみで、争いのある遺産分割や遺留分請求は弁護士に相談する必要があります。
無料相談会の日程は公式サイト(http://www.g-wakayama.org/)でご確認ください。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山県行政書士会 本会 | 〒640-8155 和歌山市九番丁1番地 中谷ビル2階 | 073-432-9775 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
遺産分割調停・審判、相続放棄の申述、遺言書の検認の申立先です。
和歌山家裁本庁が和歌山市二番丁に置かれ、県南部は田辺支部・御坊支部・新宮支部が管轄します。
相続放棄は原則3か月以内、遺言書検認は遺言者の死亡を知った後遅滞なく申立てる必要があります。
申立書の書式は裁判所公式サイトからダウンロードできます。
相続放棄の申立書の書式は裁判所公式サイトからダウンロードできます。
妙寺出張所(かつらぎ町)は家庭裁判所出張所として機能しています(電話 0736-22-0033)。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山家庭裁判所 本庁 | 〒640-8143 和歌山県和歌山市二番丁1番地 | 073-422-3153 |
| 和歌山家庭裁判所 田辺支部 | 〒646-0033 和歌山県田辺市新屋敷町5番地 | 0739-22-3073 |
| 和歌山家庭裁判所 御坊支部 | 〒644-0011 和歌山県御坊市湯川町財部515番地2 | 0738-22-0006 |
| 和歌山家庭裁判所 新宮支部 | 〒647-0015 和歌山県新宮市千穂3丁目7番13号 | 0735-22-2007 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
遺言公正証書の作成や遺産分割協議書の認証を扱います。
和歌山県内には5か所の公証役場があり、すべて予約制です。
病気や高齢で来所できない場合は、自宅・病院への出張作成にも対応しています。
遺言公正証書の手数料は遺産額に応じて段階制で、証人2名の立会いが必要です(公証役場で手配も可)。
住所は和歌山地方法務局公証役場一覧(2026年4月時点)に基づきます。
建物名・階数などの詳細は各役場に直接確認してください。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山公証人合同役場 | 〒640-8157 和歌山市八番丁11番地 日本生命和歌山八番丁ビル3階 | 073-422-3376 |
| 橋本公証役場 | 〒648-0073 和歌山県橋本市市脇1丁目3番18号 橋本商工会館3階 | 0736-32-9745 |
| 田辺公証役場 | 〒646-0032 和歌山県田辺市下屋敷町37番地 西原ビル2階 | 0739-22-1873 |
| 御坊公証役場 | 〒644-0012 和歌山県御坊市湯川町小松原549番地の1 アスリービル1階 | 0738-22-7320 |
| 新宮公証役場 | 〒647-0043 和歌山県新宮市緑ケ丘2丁目1番31号 カマツカビル3階 | 0735-21-2344 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
相続登記は不動産所在地を管轄する法務局に申請します。
2024年4月1日から相続登記は義務化され、3年以内の申請を怠ると10万円以下の過料の対象となります。
2020年7月開始の自筆証書遺言書保管制度も法務局で利用でき、手数料は3,900円/件です。
和歌山地方法務局は本局1か所と橋本・田辺・御坊・新宮の4支局(紀の川市役所の証明サービスセンター含む)で対応しています。
紀の川法務局証明サービスセンター(紀の川市役所1階)は登記証明書等の交付のみ対応(電話での相談不可)。
自筆証書遺言書保管制度の詳細は和歌山地方法務局の専用ページで案内されています。
| 名称 | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 和歌山地方法務局 本局 | 〒640-8552 和歌山市二番丁3番地 和歌山地方合同庁舎 | 073-422-5131 |
| 橋本支局 | 〒648-0072 橋本市東家5丁目2番2号 橋本地方合同庁舎 | 0736-32-0206 |
| 田辺支局 | 〒646-0023 田辺市文里1丁目11番9号 田辺港湾合同庁舎 | 0739-22-0698 |
| 御坊支局 | 〒644-0002 御坊市薗369番地6 御坊法務総合庁舎 | 0738-22-0335 |
| 新宮支局 | 〒647-0043 新宮市緑ヶ丘3丁目2番64号 | 0735-22-2757 |
※ 上記は2026年4月時点の情報です。
最新情報は各団体の公式サイトをご確認ください。
和歌山県の相続で争点になりやすいのは、不動産の評価と分割方法、そして遠方に住む相続人との調整の2点です。
区分マンションや収益不動産が含まれる場合、評価額が大きくなりやすく、現金化するか共有で持つか代償金で調整するかで意見が割れる事情があります。
相続人が県外や海外に居住しているケースも多く、協議書への押印や印鑑証明の郵送だけで数か月かかることも珍しくありません。
早い段階で家族構成と財産目録を整理し、合意形成の見通しを立てる工程が和歌山県の相続で重要になります。
不動産が絡む場合は評価額と分け方の整理が争点になりやすく、専門家の伴走が役立ちます。
別居や遠方居住の相続人がいると、合意形成までの調整負担が大きくなりやすいです。
家庭裁判所や法務局に提出する資料を先にそろえておくと、手続きが進めやすくなります。
和歌山県で相続の手続きを進める際は、2024年4月1日に施行された相続登記の義務化が最も大きな制度変更です。
不動産を相続で取得した人は、相続開始と所有権取得を知った日から3年以内の登記申請が義務付けられ、正当な理由なく怠ると10万円以下の過料の対象となります。
相続税の申告期限(10か月)、相続放棄の期限(3か月)、遺留分侵害額請求の時効(1年)といった期限付きの手続きも多く、和歌山県で相続が発生したら、まず期限のある手続きから優先的に進める必要があります。
2024年4月1日以降、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記を申請することが義務化されました。
正当な理由なく申請しない場合、10万円以下の過料が科される可能性があります。
義務化は2024年3月31日以前の相続にも遡及適用され、施行日から3年の経過措置期間が設けられました。
登記が難しい場合は、暫定的な『相続人申告登記』(単独申請・登録免許税非課税)を利用する選択肢もあります。
2020年7月10日に開始された自筆証書遺言書保管制度では、作成した自筆証書遺言を法務局で保管できます。
保管手数料は1件3,900円で、家庭裁判所での検認手続が不要になる点が大きなメリットです。
遺言者の住所地・本籍地・所有不動産の所在地のいずれかを管轄する法務局が申請先となり、本人が直接出向いて申請する必要があります。
死亡後は相続人からの閲覧請求・遺言書情報証明書の交付請求が可能です。
相続税は『3,000万円+600万円×法定相続人数』の基礎控除を超える場合に課税されます。
申告・納付の期限は被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内です。
配偶者の税額軽減は1億6,000万円または法定相続分のいずれか多い金額まで非課税となり、居住用宅地は330㎡まで80%評価減の小規模宅地等の特例が適用できます。
どの特例も適用には申告書の提出が必要で、申告期限を過ぎると使えないものもあるため早めの準備が必要です。
相続放棄と限定承認は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に、被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申述します。
3か月を過ぎると原則として単純承認とみなされ、プラスの財産もマイナスの財産(借金・保証債務)も全て相続することになります。
財産調査に時間がかかる場合は、3か月の期間内に家裁へ『期間伸長の申立て』を行うことで、さらに3か月程度の延長が認められるケースもあります。
兄弟姉妹以外の法定相続人には、最低限の取り分を保証する遺留分が認められています。
2019年7月の民法改正で遺留分は金銭債権化され、侵害された相続人は金銭で請求できるようになりました(改正前は物権的返還請求)。
時効は相続開始および遺留分侵害を知った時から1年、相続開始から10年が除斥期間です。
期限を過ぎると請求権が消滅するため、遺言で極端に少ない取り分になっている相続人は早めに弁護士へ相談するのが安全です。
和歌山県で相続手続きを進めるには、相続人と財産の確定から始まり、遺産分割、相続税申告、名義変更と登記までの5段階を順番に進めます。
中でも期限が明確に決まっているのは、相続放棄の3か月、相続税申告の10か月、相続登記の3年の3つです。
期限のある手続きを起点に逆算して計画を立てると、抜け漏れなく進められます。
財産調査と相続人の確定には戸籍の収集だけで1〜2か月かかることも多いため、和歌山県で相続が発生したら早めに着手するのが安全です。
被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を本籍地の市区町村役場で取り寄せ、法定相続人を確定させます。
不動産・預貯金・有価証券・生命保険・負債を一覧化し、プラスとマイナスの財産の全体像を把握することが最初の作業です。
借金が明らかに多い場合は、この段階で相続放棄(3か月以内)の検討に入ります。
自宅・貸金庫を探すほか、公証役場の遺言検索システムで遺言公正証書の有無を照会できます。
法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用していた場合は、相続人から遺言書情報証明書の交付を請求します。
自宅などで見つかった自筆証書遺言は家庭裁判所の検認を受けないと開封・執行できません。
遺言がない場合や遺言と異なる分割をする場合は、相続人全員で遺産分割協議を行います。
合意内容を遺産分割協議書にまとめ、相続人全員が実印で押印し、全員の印鑑証明書を添付します。
相続人が遠方に住んでいるときは、協議書を郵送で回覧するか、代理人の弁護士を介してまとめる方法が一般的です。
基礎控除を超える遺産がある場合、被相続人の死亡から10か月以内に相続税申告書を税務署へ提出します。
配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を使うには申告書の提出が必要で、無申告だと特例を使えなくなるリスクがあります。
申告は税理士に依頼するのが一般的で、相続財産の評価書類の準備に2〜3か月かかるため早めの相談が望ましい段階です。
不動産は相続登記(2024年4月から3年以内の申請義務)、預貯金は金融機関での相続手続き、自動車は陸運局での名義変更が必要です。
相続登記は司法書士、金融機関手続は相続人自身か専門家(司法書士・行政書士)が代行するのが一般的です。
登記を放置すると次世代の相続で相続人が爆発的に増え、協議が困難になります。
和歌山県の相続に関してよくある質問を、相談先の選び方・相続登記・相続放棄・遺言書・地域特性・遠隔相続人の6つの観点で整理しました。
どの窓口に相談すべきか迷ったら、案件の種類と費用感から絞り込むのが実務的です。
争いがある・予想される場合は弁護士、不動産の名義変更がメインなら司法書士、相続税がかかりそうなら税理士を選びます。
費用面が気になる場合は、和歌山県を管轄する弁護士会の法律相談センターや法テラスの無料相談からスタートするのが安全です。
相談内容によって最適な窓口が変わります。
相続人の間で意見が対立している、または対立が予想される場合は弁護士が窓口で、遺産分割調停や遺留分侵害額請求の代理まで一貫して任せられます。
相続登記や遺産分割協議書の作成が中心なら司法書士、相続税の申告が必要な場合は税理士が適任です。
費用を抑えたい場合は、和歌山県を管轄する弁護士会の法律相談センターや法テラスの無料相談から始める選択肢があります。
料金は拠点ごとに異なるため、各弁護士会の公式サイトで最新の相談料を確認するのが安全です。
2024年4月1日から相続登記は義務化されており、不動産を相続したことを知った日から3年以内に登記を申請しないと、10万円以下の過料の対象となります。
2024年3月31日以前に発生した相続も義務化の対象で、施行日から3年の経過措置期間中に登記する必要があります。
登記を放置すると将来の売却や担保設定に支障が出るだけでなく、次世代の相続で相続人が増えて協議が困難になるリスクもあります。
早めに司法書士に相談するのが安全です。
相続放棄は、自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に、被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所に申述する必要があります。
被相続人が和歌山県に住んでいた場合、住所地を管轄する和歌山県の家庭裁判所(本庁または支部)が申述先となります。
借金の調査などで3か月では判断が難しいときは、家裁に『熟慮期間伸長の申立て』を行うことで期間延長が認められるケースもあります。
確実性を重視するなら公証役場で作成する遺言公正証書、費用を抑えたいなら自筆証書遺言+法務局保管制度の2択が実務的です。
遺言公正証書は公証人が作成し原本を公証役場で保管するため、偽造・紛失のリスクがなく、家裁の検認も不要です。
自筆証書遺言+法務局保管は手数料3,900円で保管してもらえ、こちらも検認不要になります。
和歌山県内にも公証役場と遺言書保管を扱う法務局が複数あり、いずれの方式も利用できます。
不動産が絡む場合は評価額と分け方の整理が争点になりやすく、専門家の伴走が役立ちます。
加えて、和歌山県は相続税の課税割合は全国平均(9.9%)を下回りますが、不動産を含む案件では基礎控除を超える可能性もあるため、相続税の試算を早めに行うことが安全です。
別居や遠方居住の相続人がいると、合意形成までの調整負担が大きくなりやすいです。
相続人の一部と連絡が取れないときは、不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てる制度も使えます。