①いま事件がどうなっているかご報告します。
弁護士の中には、依頼者に報告をしない人がいます。
「専門家に任せているのだからとやかく言うな。」ということなのかもしれませんが、私達はそうは思いません。
民事事件では、裁判の期日に行けば、手紙やメールなどで報告し、定期的に打合せを行います。
あなたに、「いまどうなっていますか?」という問い合わせをさせないように努めます。
②あなたと相談して書面を書きます。
弁護士の中には、依頼者に全く相談せずに、書面を書く人がいます。
上記と同様、「専門家に口出しするな。」という考えかもしれませんが、私達はそうは思いません。
民事事件では、裁判所に書面を提出する際は、当事務所が勝手に書面を書くのではなく、あなたから事実関係を聞いて、ご相談して書面を作成します。
③あなたの言うとおりにしない弁護士です。
弁護士の中には、依頼者の言うがまま事件を進める人がいます。
それが依頼者のためになると思っているのかもしれませんが、私達はそうは思いません。
あなたにとって最大限満足のいく結果となるように、率直に意見を述べます。
それがあなたの意見と異なることもあるでしょう。
しかし、あなたの言うとおりにすることが、あなたにとってよい結果になるとは限りません。
あなたの利益を守るために、あえてあなたと違う考えを述べることもありますがご容赦下さい。
④外に出ることを厭いません。
弁護士の中には、裁判所以外にはほぼ出かけない人もいます。
私達は、交通手段のない人や身体が不自由な人のご自宅に伺うこともしばしばありますし、事件になっている現地へ行くこともしばしばあります。
相続では,不動産が関わることも比較的多いのですが、できるだけ現地に伺うようにしています。
以上が、われわれのあなたに対する約束です。
⑤ただの弁護士ですが,ただただ弁護士です
金子はただの弁護士です。
丹波で起こりうる事件であれば、ひと通り扱うことのできるごく普通の弁護士です。
強いて言えば、相続、離婚、刑事事件などを比較的多く扱って来ました。
といっても、それらが専門であるとか、「圧倒的な実績を誇る」とか言うつもりはありません。
最近、そういう誇大広告とも思える弁護士の広告やホームページを見かけますが、一つの分野のみを専門的に行っている弁護士はわが国にほとんどいません。
そもそも、われわれ弁護士は、「専門」をうたうことを禁じられていますし、専門の認定制度もありません。
弁護士の中には、禁止規定をかいくぐるように「○○に強い」とか「圧倒的な実績を誇る」などとうたう者もいますが、本当に圧倒的な実績を誇る弁護士が、そのようにうたっているのを見たことがありません。
あえて言いますが、金子は丹波の皆様に起こりうる法的問題を全般的に扱う弁護士です。
何かに特化した専門家ではありません。
ご相談頂いたことが、ごく専門的な事柄、つまり外国企業との取引や海運、知的財産に関することなどであれば、それについて詳しい(何度も言いますが、「専門家」はほぼいません)弁護士をご紹介します。
⑥あなたの幸せを考える弁護士です
ホームロイヤーに必要なのは、より深い専門知識ではなく、幅広い知識・経験と何よりも依頼者に信頼される人格・人柄です。
依頼者から率直に話をして頂き、それに真摯に向き合い、結果はともかく納得のいく解決を図る。
金子は、あなたと真剣に向き合い、あなたが幸せになれるように、あなたと一緒に考えます。
法律問題にだけ興味があり、依頼者が最終的に幸せになれるかどうかに関心がない弁護士を見かけます。
ひどい場合には、相談者を怒鳴りつけたり、いきなり説教したりします。
なぜ真剣に聞けるのかって?
それは、これまでに少年事件で関わってきた非行少年たちに鍛えられたのです。
彼らは、大人に対する警戒心が強く、相手をよく見ています。
その場しのぎで適当なことを言っていると、話を聞いてくれません。
「100%味方で、絶対に逃げない」という姿勢で真剣に話を聞いて初めて、信頼関係が築けるのです。
何度も何度も、彼らと真剣勝負の会話をする中で、「相手と真剣に向き合う」ということができるようになりました。
金子は、あなたが初めて相談に来て帰るときには、あなたの悩みが少し軽くなっているように心がけています。
あなたを歓迎し、まず話を聞き、どうすればよいか具体的に助言します。
「法律ではこうなっている」という説明で終わる弁護士もしばしばいますが、それでは不十分です。
事務所を出られるときに、どうか悩みは置いて帰って下さい。
金子が代わりに悩みます。
弁護士1年目の頃は、代わりに悩んで眠れませんでした。
でも、もう慣れました。
それにはコツがあるのですが、また別の機会に。