【遺産分割／不動産】土地の分割協議にて紛争となったが和解へ導いた事例

この事例を解決した事務所

遺産分割

50代

男性

遺産の種類不動産、現金、預貯金、有価証券	回収金額・経済的利益約１億円
依頼者の立場被相続人の甥被相続人ご依頼者様の叔母紛争相手依頼者の兄弟

ご依頼者の叔母

不動産

現金

預貯金

有価証券

ご依頼者様（甥）

ご依頼者様のご兄弟

依頼前の状況

独り身の高齢者の女性が亡くなりました。

相続人は甥、姪など兄弟を含む4名でしたが、そのうちの1名（兄弟）が亡くなった女性の面倒を同居しながら見ていたことから、遺産の取り分について「他の相続人よりももらう権利があるはずだ」と遺産のほか、不動産の相続を主張。

依頼内容

この主張に対し、他の兄弟たちは「平等に分けよう」と反論しました。

そのうちに話し合いでも埒が明かなくなり、弊所へご相談に来られました。故人は他にも多額の預金を残しており、その分割方法でも話合いがまとまっていないとのことでした。

対応と結果

また、この事案において、故人にはすでに亡くなった異母兄弟もおり、その異母兄弟の子ら3名も法定相続人でした。

遺産と不動産の相続を望んだ長男は、この3名の子らへ働きかけ「長男へ相続分を譲渡させる」という書面を作成しておりました。

そのため、その3名を除いた4名の相続人同士の間で紛争状態へ発展したわけです。相続人同士の話し合いでは埒が明かないとのことで、調停を申し立てることとなりました。

預金の払い戻しを急ぐため、各銀行へ相続分に応じた預金の返還請求訴訟をほぼ同時に提起しました。この対応により、早い段階で預金を手にすることができました。

ですが、調停を通しても相続割合の話合いがまとまらなかったことにより「各相続人の相続割合の確定」を行うための訴訟提起を行いました。

この提起により、兄弟４名の相続割合は弁護士の主張が通り、2回目の調停にて不動産をどのように分けるか、という点について話合いを行いました。

寄与分の主張、また、土地の評価を巡っての調停には時間がかかりました。

ですが、土地を売却し、その代金を分配することによって合意が成立。無事に解決へ至りました。

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依頼者の立場被相続人の息子被相続人依頼者の母紛争相手依頼者の兄弟、依頼者の姉妹