ご相談者様の意思を尊重しつつ、リスクを抑えた遺言書を作成した事例

この事例を解決した事務所

弁護士　荻原星治（かがやき総合法律事務所）

遺言書

50代

女性

遺産の種類

不動産

依頼者の立場

遺言者

被相続人

本人

依頼前の状況

長年病院に入院しているAさんからのご相談でした。Aさんには子供が3人おり、主に次男Xさんと長女YさんがAさんの介護を行っていました。
長男Zさんには精神的な疾患があることや、Zさんの奥さんとAさんの関係が良くなかったため、Aさんとは疎遠となっていました。

依頼内容

Aさんのご希望は、①現在自宅にはXさんが居住しており、このままXさんに相続させたい②Zさんは奥さんの言いなりとなっており、その奥さんは金銭的な要求が激しいため、可能な限り財産はXさんとYさんに相続させたい、というものでした。

Aさんのお話を伺っていたところ、Aさんには認知症の症状があると思われたため、相続開始後にAさんが作成した遺言書の効力について争いに発展する可能性が考えられました。

対応と結果

本件では、①Aさんに認知症の症状がみられることから、相続開始後に遺言の効果が争われる可能性があること、②仮にXさんが先に亡くなった場合にはZさんの相続分が増えてしまうこと、③相続させる相手をXさんとYさんに限定すると、遺留分(相続人として指定されていない場合でも一定割合を相続する権利)をZさんが主張し、紛争になる可能性があること、を考慮する必要がありました。

そこで、まずはAさんに認知症の検査を受けていただき、遺言する能力に問題がないことを確認しました。そのうえで、遺言書は公証人に病院まで出張してもらい作成する公正証書遺言として作成することにしました。

具体的な遺言書の内容は、①自宅をXさんに相続させる、②Zさんにもある程度の預金を相続させる、③仮にXさんが先に亡くなった場合、Xさんが相続するはずだった財産はYさんが相続すること、というものです。

数年後にAさんは亡くなりましたが、遺言書を作成していたおかげで紛争に発展することもなく、無事に相続財産を分割することができました。

遺言書を作成する際には、紛争に発展する可能性をできる限りクリアする必要がありますが、一般の方が弁護士の協力なしにそのような遺言書を作成するのは困難です。

病気や事故等はいつ起きるか分からないため、早めに弁護士に相談し、遺言書を作成しておくことをおすすめします。

この事例を解決した事務所

大阪府大阪市

弁護士　荻原星治（かがやき総合法律事務所）

相続問題の解決に向けて実績を活かし対応◎まずはメール／お電話よりお気軽にお問合せください

※現在、営業時間外です
メール問合せをご利用ください

初回相談無料
来所不要
電話相談可能
LINE予約可
休日の相談可能
相続発生前の相談可
相続税の相談対応
事業承継の相談対応
オンライン面談可能

事務所詳細を見る

初回面談相談料
0円(30分)

◆「話し合いが停滞している」「よく分からないまま書面のサインを迫られている」「不動産や株の分け方で意見が対立している」◆遺産分割／遺留分請求／遺言書作成／事業承継など、相続トラブルは早めに当職までご相談ください【解決事例（一部）を掲載中｜詳細は写真をクリック！】

解決事例

相談の流れを見る

お問合せはこちら

メールでお問合せ

LINE利用規約
に同意する※必須

弁護士への相談の流れ

住所	大阪府｜大阪市大阪府大阪市北区西天満3-2-9翁ビル3A号室
最寄駅	地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜駅」26番出口から徒歩5分｜京阪中之島線「なにわ橋駅」3番出口から徒歩5分
対応地域	大阪府兵庫県京都府滋賀県奈良県和歌山県

遺言書のそのほかの解決事例

遺言書

【3000万円の預貯金】遺言無効の確認ができた事例

40代

男性

会社員

遺産の種類自筆遺言	回収金額・経済的利益 3000万円の預貯金
依頼者の立場相続人被相続人依頼者の父紛争相手他の相続人

遺言書

２通の遺言書のうち【依頼者に有利な遺言書が優先する】と認められた事例

70代

男性

遺産の種類不動産、預貯金	回収金額・経済的利益 1,600万円
依頼者の立場被相続人の息子被相続人依頼者の父紛争相手依頼者の兄弟

遺言書

遺言有効確認請求訴訟で認容判決を獲得

50代

男性

遺産の種類不動産、預貯金	回収金額・経済的利益相続財産 3,000万円
依頼者の立場被相続人の息子被相続人依頼者の父