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公開日:2018.3.26  更新日:2023.3.24
弁護士監修記事

【相続トラブル体験談】でしゃばりな弟の嫁のせいで…

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今回は、相続に関わりない弟の嫁が口出しした結果、トラブルになった体験談をご紹介します。

もめるに至ったいきさつとは

私には2歳年下の弟がいます。幼いころは仲の良い兄弟でしたが、私が大学を卒業した後に福岡から東京に出てからは、年に一度会うか会わないかという関係になりました。

お互いに25歳で結婚し家庭を持ち、その後は年賀状のやりとりがある程度となっていました。そして私が55歳のときに父親が、その1年後に母親が相次いで亡くなりました。

父親が亡くなった際には何の話もなかったので、私が相続手続きをすることはありませんでした。

しかし翌年に母親が亡くなり弟と相続について話をすると、父親が亡くなったときに弟が遺産を放棄していたことがわかったのです。

私の母親は父親の死後、相続関係の手続きをせずに亡くなることとなったので、非常にややこしい問題となってしまいました。

弟の嫁が法事の席をめちゃくちゃに

私は弟に、「なぜ父親が亡くなった後に遺産を放棄したの?」と尋ねてみました。すると弟は、「父親が亡くなった場合には、母親にすべての財産をまかせるために子供は遺産を放棄するものだ。」といったのです。

実際にそういう話があるのかもしれませんが、私はそのようなことを弟に聞いて初めて知りました。「なぜ遺産を放棄する前に一言いってくれないのか。」と聞くと、「当然のことだから話す必要がないと思った。」と答えました。

しかしこれらはすべて弟の嫁の指示によるものだということが後でわかりました。母親の四十九日の法要の際に、弟の嫁が食事の席で私に「なぜ遺産放棄をしなかったのだ!」と大声で攻め立ててきたのです。

多くの親族が食事をしているなかでいきなり怒鳴ってきたので、周りの親族も目を丸くしていました。せっかく和やかなムードでの食事がめちゃくちゃに…。

最終的に弁護士に依頼

何を話しても弟の嫁の怒りは収まりそうにないため、母親の兄弟など多くの親族を交えて、すべての相続に関して弁護士に相談することを決めました。弁護士を通すことで、私は弟の嫁と直接連絡をとることがなくなったので非常に救われた気持ちになりました。

結論として遺産の放棄をしていた弟の相続分は減ってしまいましたが、私は後々またトラブルに巻き込まれるのがいやだったので、自分からまとまった額の金額を相続分として手渡しました。これによって弟の嫁も怒りが収まったようで、それからは怒鳴られるようなことはなくなりました。

しかし驚いたことに、弟がその後、父や母の一周忌は三回忌などの法要を行う際に、ほかの親族は招待されることもなく、勝手に弟家族だけで行われてしまいました…。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)編集部
編集部

本記事はベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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