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公開日:2018.4.20  更新日:2023.3.27

自分の死後、見られたくないデータ4選

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もしも自分が死んでしまったら、PCやスマホに保管されたままのデータは、一体どうなってしまうのでしょうか? 死後に「そのデータは見ないで…!」と伝えることはできません。

 

だからこそ、最後まで自分で管理することが大切です。そこで今回は、終活で絶対に整理しておきたい、死後見られたくないデータを4つご紹介します!

ネット内での人格がバレてしまうSNSやブログ

誰もがインターネットを通じて情報発信をするようになった現在、個人がSNSのアカウントを持っていたり、ブログを運営していたりするのは、決して珍しいことではありません。

 

しかし、匿名で情報発信ができるネット上には、普段とは異なるキャラクターを演じている方も多くいます。

 

このような ❝ネット人格❞が見えるSNSやブログは、バレないのが前提で利用しているだけに、死後に見られたくないと感じる方が多いようです。

 

とりわけSNSは、どんな方とどのように交流していたかの履歴まで残ってしまうため、恥ずかしいメッセージのやり取りなどが明るみに出てしまうこともあります。

 

普段は匿名が前提だからこそ、肩肘張らず気楽に投稿できるSNSやブログ。だからこそ、死後にこれらの情報が見つからないように管理しておきたいですよね。

改めて見られるのは恥ずかしい思い出の写真

スマートフォンのカメラ機能の性能が高まり、かつ端末内に保存できるデータの容量も非常に増えました。もはや、誰もがスマホに大切な思い出のアルバムを入れて持ち歩いていると言えるほどに、膨大な写真データが残されています。

 

ところで、ふと昔の写真を見たときに恥ずかしさがこみ上げてくることがありますが、もしも死後これらの写真を見られてしまったらと考えて、ぞっとすることがないでしょうか。

 

削除できずに溜め込んだ写真の中には、昔の恋人と撮影した写真や、人様にはとても見せられないような写真が残されているかもしれません。

 

誰かに見られたら困るものの、なかなか消せない思い出の写真データ。終活のためとはいえ、消すに消せないのが現実です。

趣味がバレてしまうブックマーク

死後に見られて恥ずかしいデータといえば、多くの方がメッセージのやり取りや写真データを思い浮かべるかもしれませんが、意外と盲点なのがブラウザのブックマーク機能です。

 

ブックマークを見れば、その人がいつもどのようなサイトを閲覧しているかが一目瞭然。普段あまり人に見せる機会がないからこそ、思いもよらずご自身の趣味が浮き彫りになるデータだと言えるでしょう。

 

趣味のサイトや、行きつけのお店のサイト、ちょっとした調べごとなど、ブックマークを見るだけでその人の思考回路や行動パターンが浮かんできてしまうことがあります。

 

恥ずかしいブックマークを誰かに見られないためにも、どんなページを登録しているか、改めて確認してみましょう。データ整理をするときについ見落としがちですが、ぜひとも忘れずに処理しておきたい部分です。

(おまけ)男性は性的な画像・動画という声も多い

男性の場合、死後に見られたら困るデータとして、性的な画像や動画を真っ先に思い浮かべた方も多いのではないでしょうか?

 

昨今ではアダルト動画をストリーミング視聴する方が増えつつあるものの、未だに性的な画像や動画のデータを、PCやスマートフォンに保存している方が少なくありません。

 

性的な画像や動画は、数を集めるとその人の趣味が明白に見えてくるだけに、バレてしまったときの恥ずかしさといったら…。それが、よりによって家族に見つかった場合、想像しただけで頭を抱えたくなるはずです。

 

これらのデータを隠そうとして、『仕事用』など無難なフォルダ名をつけている方は、特にお気をつけください。

 

決して見ようと思ったわけではないのに、親族にフォルダを開かれてしまうことがあります。性的な画像や動画のフォルダにはパスワードを設定しておくなど、見られたくないという意思表示をしておきましょう。

見られたくないデータは早めの終活として整理しておこう

PCやスマートフォンをはじめとして、私たちはいつも膨大なデータに囲まれて暮らしています。このように残されたデジタルデータの整理をしておくのも、終活でやっておくべきことのひとつです。

 

今回ご紹介したデータの中には、死後に遺族が見たことでショックを受けるなど、人を傷つけるおそれのあるものがあります。

 

今すぐに削除できるデータは、早めの終活で削除してしまいましょう。どうしても残しておきたいけれども人に見られたくないデータは、保存場所に工夫をして人目につかないようにしたり、あるいはパスワードを設定して見られないようにしたり、工夫をして管理することが大切です。

 

その一方で、クレジットカード・ネットバンク・証券などのデータは、死後すみやかに親族に伝えたいですよね。必要なデータは誰にでも分かりやすいところに置き、余計な場所を探さなくても見つけられるよう配慮しておきましょう。

まとめ

誰もが膨大なデジタルデータを持っている今、死後に見られたくないデータを見られることで、プライバシーが侵害される問題に注目が集まっています。

 

これらのデータは早めの終活で整理しておくとともに、遺族にとっても本人にとっても気持ちのよい形でお別れができるよう準備しておきたいですね。

 

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ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)編集部
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本記事はベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ相続(旧:相続弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。 ※本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。
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