過大な遺留分侵害額請求を受けたが、これを斥けて和解した事例

遺留分

男性

遺産の種類不動産	回収金額・経済的利益遺留分請求に付随する紛争も一挙に解決
依頼者の立場被相続人の息子被相続人依頼者の父紛争相手依頼者の娘

依頼前の状況

ご依頼者様のお父様は、ご依頼者である長男に、地方の土地・建物（ご実家）を含めて、多くの遺産を相続させる旨の公正証書遺言を残して亡くなりました。

依頼内容

こちらの遺言書は、相手方である長女の遺留分にも配慮している内容でした。しかし、長女は過大な遺留分侵害額を主張し、訴訟を提起して来たため、その訴訟対応のご依頼をいただきました。

対応と結果

遺留分の侵害額を計算する際には、複数の土地の評価が争点となりました。
借地権だけではなく、登記簿ではわからない道路との高低差や接道方法など、減額要素が多数ありました。
また、今回の事案では相手方のご自宅と、ご依頼者様が相続する土地の「境界」についても意見の食い違いがありました。
当事務所では不動産鑑定士との連携がありますので、その協力を得ながら、現場への出張により土地を実際に見て理解を深め、客観的根拠のある意見をもとに主張していきました。
結果として、遺留分侵害額は、裁判所においてこちらの主張が認められ、納得のいく内容で和解を成立させることができました。
また土地の境目についての問題も、訴訟の中で初めから取り上げていたため、一回の訴訟でまとめて解決に導く事ができました。

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