姉弟間の感情的対立が激しく、話し合いが進まなかったが調停で遺留分を取得した事例

遺留分

50代

女性

遺産の種類不動産、預貯金	回収金額・経済的利益 1,000万円
依頼者の立場被相続人の娘被相続人依頼者の母紛争相手依頼者の兄弟

依頼者の母

不動産

預貯金

被相続人の娘（長女）

長男

依頼前の状況

被相続人は、依頼者の母でした。母は、公正証書遺言を残していましたが、その内容も依頼者には不明でした。

依頼者の弟である相手方は、母の遺言書も開示しなかったため、やむを得ず、弁護士から依頼者の方に公証役場での遺言検索を指南しました。

そうして発見された公正証書遺言には、全財産を長男に相続させる内容が記載されていました。

依頼内容

ご依頼後に、遺留分減殺請求をしましたが、相手は弁護士を付けずに交渉に臨んだため、交渉が難航し、やむを得ず遺留分に関する調停を申立てを行いました。

対応と結果

相談前の時点では、依頼者が相手方を怖れており、話し合いができない状況でしたが、弁護士が間にたって交渉をすることで、依頼者の方のストレスは軽減しました。

調停でも相手方は独自の見解を述べることに終始し、調停での解決も困難かと思われましたが、訴訟になった際の見通しを相手方へ伝え、不利だと認識させたことで結果として、遺留分額を支払う内容での調停が成立しています。

遺産分割や遺留分のトラブルでは、相手方に弁護士が就かず、本人には法律知識がなく、感情的になりがちなため、交渉が難航することもあります。

また、今回の事案のように相続人が男女の場合には、女性が男性の相続人に怯えてしまうケースもあり、弁護士を立てることでストレスを緩和できることがとても多いです。

同じような相続問題を抱えている方は、当事務所の弁護士までご相談ください。

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