遺産分割時の土地の評価
父の土地に父が介護施設に入居中に父の許可なしに父の所有する家屋を廃屋し長男が自分所有の家屋を建て地代を払わずに住んでいましたが、父が2月に亡くなり遺産分割が必要になりました。土地は長男が相続するとした場合、遺産分割で土地の評価をどのようにするのが妥当か教えて下さい。
私は実勢価格に近い公示価格で評価すべきと考えますが、長男は土地の使用貸借権があるので公示価格から使用借権の価値を引いた価額だと主張しています。父と長男の間に土地の使用貸借契約書はありません。
私としては、長男が土地を相続すると土地とその上に建つ家屋の所有者が同じ長男になるので、遺産分割の際の土地の評価に使用借権を持ち出すのは納得がいきません。よろしくお願いします。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
評価についてはいろいろな見解があり得ますが、まずは実際の差異がどれくらいかを検討してみてもいい...
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そもそも、長男が父の許諾を得ずに被相続人の土地のうえに建物を建てたという事情であるならば、使用...
なお、もしも使用貸借権が存在すると考えられるのであれば、相応の減額がなされるのが一般的ではないでしょうか。弁護士回答の続きを読む
ご長男に使用借権が認められるかどうかは、その土地をご長男が使い始めた際の経緯によります。「父の...
次に、土地の評価の方法ですが、その土地の利用方法により考えるのが多数説でしょう。今後、売却を予定する土地は、公示価格で判断するできです。他方、売却を全く予定せず、今後も居住を予定する場合、固定資産評価額を使うことが多いといえます。弁護士回答の続きを読む
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