遺留分の放棄が可能かどうか
私たち夫婦にはこどもがいませんでしたが、夫が婚外子をつくってしまいました。
離婚は思い留まっている状態ですが、このまま私が死ぬと、
私の遺産はほとんど夫のものとなり、無関係な子のために使われたり、夫が亡くなったあとはその子に相続されてしまいます。
夫は反省しており、私の遺産の多くを私の家族(親兄弟)に譲ることに同意していますが、私が遺言書を書いても、夫には遺留分がありますので、遺留分の放棄をしてもらおうかと思います。
この条件で家庭裁判所での遺留分の放棄は認められる確率はどのくらいでしょうか。
調べたところ「何らかの代償性があること」が要件のようですが、この場合にも同様でしょうか。私が夫に贈与をするのでは意味がないので、例えば、私が亡くなった際の遺留分の放棄をすることではだめでしょうか。
何か良い解決方法があれば教えてください。
相談者(ID:)さん
弁護士の回答一覧
まずはご質問者が公正証書遺言を作成されることが先決です。 遺留分は家裁の許可を得た場合に限り...
遺留分は家裁の許可を得た場合に限り、相続開始前に行うことが可能です。ただ、遺留分相当額程度の生前贈与が認められる場合に許可される等の運用がなされているようにも思われますので、なかなか難しいかもしれませんが、まずは家裁に相談されてはいかがでしょうか。
もう一つはご質問者が生前にご自身の財産を他のご兄弟に譲ってしまうことも方法としては考えられます。弁護士回答の続きを読む
最終的は家裁の判断になるので、ダメもとで家裁の手続きをとってみることもありかとは思います。ただ...
住所 | : | 東京都文京区千駄木3-36-8シルバーパレス千駄木202 |
---|---|---|
対応地域 | : | 全国 |
【千駄木駅1分】親しみやすい弁護士。弁護士歴20年以上のベテランが、あなたに寄り添い納得のいく解決へと導きます。
私の経験の範囲では、遺留分放棄審判を申し立てて認められなかったことはありません。暴力夫の脅迫で...
ただ、ご自分がお亡くなりになった後の遺産の帰趨がそこまで気になるようでしたら、いっそ離婚してしまった方が気楽なのではないか?とも思いますが。弁護士回答の続きを読む
この質問に関連する法律相談
私は父の遺言状により父の財産全てを相続することになっています。現在、父が住んでいた建物に弟が一部改築して住んでいます。この一部改築部分を撤去して退去してもらいたいのですが可能でしょうか。弟からは遺留分減殺請求が届いております。この減殺請求については、それ...
遺言書で配偶者の関係にない女性(世話をしてくれた方)に遺産を渡したいと考えていますが、正直なところ遺留分も今の配偶者に渡したくないと考えています。あまり褒められた質問ではありませんが、なにか方法がありますでしょうか。
先日父が公正証書の遺言を残して急逝いたしました。内容は全財産を私に譲る、という内容でした。家屋と預貯金が半々といった感じです。家屋(実家)は私たち家族が住んでおりますので売却する訳にもいかず、兄に預貯金折半でどうか、と提案したところ拒否されました。相続は...
父が亡くなりました。遺言執行者が銀行さんです。財産目録の土地の評価額が固定資産税評価で出されています。
遺留分減殺請求するのに財産目録の土地の価格が固定資産評価額で計算されてるのでそれに基づいて遺留分減殺請求金額されるのでしょうか?
母と離婚後10数年間音信普通の父が亡くなり、遺言書には自私に1/4ずつ与え、残りを自身の2人の姉妹、つまり私達の叔母で分けるよう書いてありました。遺言書は母と離婚直後くらいに書いて妹に渡していたものです。
遺言書の内容の分割割合に異論はないのですが...
相続に関する法律ガイドを見る
寄与分と特別受益の違い|遺産分割の相続割合と相続税申告時の計算方法
相続では、特定の相続人が被相続人の財産を増やしたなど経済面での貢献度を考慮して法定相続分より少し多めに財産を渡すことがあります(寄与分)が、生前に被相続人から利益を受けた利益(特別受益)を考慮して相続財産の割合も少し下げましょうというルールもあります。続きを読む
遺産分割を依頼する弁護士の選び方|押さえておきたい5つのポイント
円滑に遺産分割を済ませるには、弁護士へ依頼するのがおすすめです。ただし「弁護士であれば誰でも良い」というわけではなく、依頼先によっては思うように話が進まない可能性もあるため、注意しましょう。この記事では、遺産分割を依頼する弁護士の選び方を解説します。続きを読む
一定の法定相続人に認められた最低限の遺産の取り分のことを「遺留分」といい、この遺留分を侵害する財産を取得した他の相続人等に対して、自己の遺留分を返してくれるよう請求するのを「遺留分減殺請求」といいます。ところが、遺留分の権利は永続的に...続きを読む
養子の相続権とは?養子縁組のメリット・デメリットや節税対策の注意点
養子に相続権はあるのでしょうか?また、どのようにすれば遺産相続をすることができるのでしょう? 今回は、養子に相続するために行うべき養子縁組について、そのメリットやデメリットを交えながらお伝えしていきます。続きを読む
夫が亡くなった後に姑が保険金を要求してきた…分ける必要はある?
2018.10.11夫は亡くなる前、何度も「俺が死んだらおふくろを頼む」と言いました。夫を安心させたくて、「大丈夫、まかせて」と約束したものの、夫亡きあと、保険金を分けてほしいと言ってくる姑。夫との約束通り、面倒をみなければなりませんか?続きを読む
家族信託を利用しようと考えている人が段々と増えています。そんな家族信託こそ、弁護士に依頼してサポートしてもらうことでより確かなものとなります。 しかしどうして家族信託を弁護士に依頼する必要があるのでしょう。メリットをはじめ、家族信託について紹介します。続きを読む